夏休み8日目・やはり『エヴァ』を借りる
1996年08月14日(水)
今日はうちと近所の親戚とが一緒に根室へ。残された俺は『エヴァ』を借りに。股関節というのだろうか、脚と腰との間のボールジョイントがきしんでいる。ここ10日ぐらいろくな運動をしていないからきしんでおる。
『エヴァ』観たぜ。ミサトさんの過去が少しわかった。そのうちレイやアスカなどのこともわかるだろう。OPの画でまだわからんのもある。まだまだこれからさ。半分だもの。これから先の話のための準備ともいえる。
しかしセカンドインパクト……とんでもない被害が出たことはわかっているし、過去の影響も予想できたけれど、やはり、あんな動く絵で悲劇をやられては、本当に身体の芯からおそろしく感じる。ひっぱったらちぎれそうな腕からつららが……。あなおそろしや。
アスカとシンジとのくちびる問題。ありゃ笑った。
『エヴァ』の半分観たから実家送付済みの同人誌を何冊か読んだ、もとい、読もうとしたが、しょっぱなから未知の情報が出てくるのでやめた。余計な情報は忘れよう。できないとは思うが、その情報源を封印し、そのことを考えないようにして、これからの数か月、受験勉強に専心する。それでいい。また、何か買って、そして封印だ!!
あーあ、今日はほとんど勉強していないよ。最低限の英解と古文する。あと数日、やるぜ!おばあちゃん、3万円もくれた。銀行に入れてマネーロンダリングして(おばあちゃんのお金は貯金した)、『エヴァ』のコレクターディスクを買おう!
この日のカネの動き
レンタル エヴァ5と6 -580
ビデオテープ 120×3 -710
収入 おばあちゃんより +30,000
のみもの 茶 -110
財布残高 記録なし
解説
家族と親戚とが祖母の家に行くのに私が残ったのは、親戚宅に行くのが面倒で「勉強する」などと称したのだろう。浪人生がそういえばだれも反対しないはずである。しかし実際は1人でレンタル屋に行って『新世紀エヴァンゲリオン』の続きを借りて観て、その感想を書くなどしていたのである。ろくに勉強していない。
おばあちゃんに顔を見せもせず、お小遣いだけせしめている。ここで出てくる「マネーロンダリング」というのは、おばあちゃんがおそらく「本でも買いなさい」「栄養をつけなさい」としてくれた万札を、そのまま別の用途に使うことに良心の呵責を覚えたので、まず富士銀行の口座に貯金して、そして貯金を下ろしてそのカネで『エヴァ』関連商品を買うという段階を踏むことをいう。さすがにおばあちゃんのくれた紙幣をそのまま娯楽関連品に使うのは気がとがめたらしい。祖母は学部卒業する頃合いに亡くなったが、いろいろな理由をつけてお小遣いをくれたものである。