夏休み9日目・『エヴァ』、持ち物、買い物計画
1996年08月15日(木)


 もう何日もないな。すぐ終わるものはとっとと片付け、解釈・古典もやりつつ、最大最強の文化史をとりあえずひと通り消化せねば。

 『エヴァ』9〜12話をまた観た。何度観ても飽きるどころか、すばらしさをその都度感じる。最初の感動は最初しかないが、2度目以降も似たような心境で観られる。それに、1度じゃ絶対とはいわんまでもわからないことも、2度3度と繰り返しているうちにわかっている。発見をする。伏線というのだろうか?そうだろうな。そして、自然かどうかは何とも言えないし、1話1話ごとにせよ、もっと大きな視点にせよ、つながりがある。俺の嫌いなわざとらしい伏線の手法と言われればそういうところもあるかも。でも全くそうは思わない!なぜならそう感じさせないから!って理由になっていないか。つまりわざとらしくないからだ!やはり理由ではない。あまりによくまとまっているからだ!ってまとまっているのか?まとまっているな。しかしまとまっていればわざとらしくないとは言えん。とにかく俺はこの作品が大好きだ!レイもいままでと同様だし(レイのことなどほとんど知らんのに)、アスカもオリジナルで観てからはアスカもよろしく思うようになった。近くにいたら大変だろうけれども。

 コレクターディスク、今買うぜ!でも高いぜ。CD-ROMとしてはそうでもないが、安く売るところから確実に買うのだ!ダイエー5,400円。おしい!でもアニメイトあたりで定価で買うよりは安いけれども。通販でいくか?それともイシダ電気にでも?いや盆休みだろう。確実に全て(1〜4)を手に入れるには通販だ!書留、振込、どうかるかな。
そうだ!アニメイトの通販。もしかしたら発売中止かもしれないけれど、もし来た時のためのマニュアル残さないと。

 母さんの、最低の瞬間。
 今朝、顔を洗っている母さんが悲鳴。もしかしたら絶叫を。なんと……洗濯機の上に放置してあった俺の使用済みトランクスで顔を拭いてしまったらしい。それは裏返ってはいなかったので、まだ救いはあるが……。

 『レオン』のLD買った。いつの日か、いや、2月か3月にLDP買うぜ!家で『エヴァ』をケツまで観るぜ!でも、今までにない忙しさになるぞ、3月は。宴会、『エヴァ』、買い物の山、片付け18年分(+1年分)、引っ越し、手続き、メガネ、サングラス、金時計(2万円ぐらいのそれっぽい紳士物を)etc.

 しかし早く『エヴァ』の残り半分観たいぜ。そのためには偏差値70だ!都立を狙え!やってやってやりまくれ!勉強に専心していれば、待ち遠しいこともあるまい。

 今日は敗戦の日か。「終戦」というのはどういう意図だ?まあいい。報道によると、戦友会などが次々に解散。兵士が、軍人が、戦時下を生きた人間が、消えていく。かつて懐古的だった雑誌『丸』の読者も戦後世代ばかりになっているらしいし。

 俺は持ち物が多い。大学のマンション。もしかしたら教員住宅。狭い。引っ越しある。選ばないといけないなろ。せめて本もある程度CD-ROM化してくれたら楽だな。目によくないし使い勝手がわるいがスペースは記帳だ。日本の住宅事情の問題だ。

 そろそろ戦時モードに切り替えるか。ならしをしないとな。

 勉強と並行して両国への帰り支度も確実にこなせ!

 昨夜というか、今日になってからみた夢。『エヴァ』だった。シンジとトウジとケンスケ、そしてカヲル君(まだまったく知らないのに)。なんかシンジがカヲル君に誘われて、やばい道へ(精神的な意味で)。ケンスケとトウジが、ついにこんな道に!とかーちゃんに言いに行く。ああ、なんてこった!シンジのかーちゃんのこと、よくわからないけれど夢にまで出てくるではないか!余計な情報の摂取のしすぎだ。

やること
・荷造り、忘れ物厳禁。
・片付け。
・書置き。
・CD-ROM買う。
・情報収集。
・(判読不能)再計画
・カネ計算。
・小遣い帳つける。


この日のカネの動き

月刊誌 アニメージュ (金額記入なし)
のみもの エネルゲン -110
LD レオン (金額記入なし)
バス サティ→近所 -180

財布残高 記録なし


解説
 夏休みは『エヴァ』を観ること、その感想らしき絶叫を書きつけること、何を買うか考えこと、しかやっていない。LDPは以前も記述したがLDプレーヤーのこと。プレーヤーもないのに手に入るときにソフトを買うのが鉄則だとして、実家に『エヴァ』のLDが届くようしていた上、他の映画のLDまで購入している。また、『エヴァ』のコレクターディスクはPC用のデータ集だったと思うが、PCソフトがスーパーのダイエーにあったというのがすでに大きなムーブメントになっていたことをうかがわせる。限られた時間で店を探すより、通信販売で家に届くようにした方がよいと考えたようだが、方法は書留か振込しかないというのが時代である。

 電子書籍(あくまでCD-ROMという形のあるものを想定している。HD上での保存やましてやストリーミングなんか想像もできない)を希求しているのは住宅事情が悪いこと、引っ越しが多いことを考えてのことだが、教員にならなかつたので教員住宅には住まなかったにせよ、住宅問題からは解放されず、多くのものを手放したり、あるいはスキャナー(最初はフラットベッドスキャナーのみ。後にドキュメントスキナーも導入)で書籍や書類を電子化したり、あるいは最初から電子書籍を買うようになったあたりは隔世の感であるが、しかし多くの転居や環境の激変を経ても、『Gun誌』数十年分をはじめとしてかなりの書誌を保持していることも事実である。

 8月15日のニュースで「戦友会解散」が話題になるあたりも元将兵らが高齢にさしかかる時代だったということか。

 勉強をしなければならないと言っているあたり、帰省中はろくに勉強していなかったことがうかがえる。

 『エヴァ』を夢でみるあたりいかに熱狂していたのかが伺えるが、本編で観たこともないカヲル君や碇ユイが登場するあたり、アニメ雑誌や同人誌で事前に仕入れた情報に支配されていたのかと煩悶している。  


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