東京、寮に帰る
1996年08月20日(火)


 帰った。いや、戻った。今日の夜には東京だと言っていた。そして今、東京だ。もう、こっちに切り換わっている。4か月も住んでいるんだ。ここも俺の居場所だ。寮の廊下の狭さと自室の何もなさ。なんか異様に映ったけれど、気が付いたらもう慣れている。
 頭、カッコイイと、西内氏・高山氏の両茨城人。ふふふ。まいるなあ。
 スカイメイトは危険だ。熊本の高林氏、満席で帰られず。そういえ俺も空席ほとんどなかったような。でも、何の差支えもなく乗れたけれど、Tさんも搭乗口にいたな。彼女も成長しているはず。
 スカイメイトの話だ。田山氏・宮村氏の千歳組はやたらと空席待ちしていたらしい。かなりきわどかったと。

 電気代。俺483円。ケタが違う。この計算のとき、何人かが土産をくばる。江川氏の笹団子!(配ったのは同じテーブルの五十嵐氏だが、気が付かなくて、結果としてしばらく無視してしまったことになる。すまん)。三浦閣下の茶菓子(見直したぜ!いや、やりそうなことか。でも、感心)。田山氏の北海道菓子。ふふふ、昼の天ぷら定食は豪勢だったが、夕食は残っていたカップラーメンとスープ。足りんので、スープの粉を喰っていたところだ。これで人心地着いたわい。もう喰う機会はないだろうけれど、食料備蓄も気合いれろ!

 自宅通学にした崎元氏と最初にすぐいなくなった人物を除くと、欠員1(高林氏)。ミーティング、さっそく金城氏寝坊。寮監も笑う。
 気を引きしめていこう。ここからが勝負だ。もちろん今までも大切だが、ここからやらんとやっていた人も無に帰する。気合たぜ!今日のstudyゼロ時間。明日からだぜ!休みは終わった!
 日焼けしている人もいる。どういう生活していたか。俺は違う!ブックシティナウまで歩いただけだ!しかしそれって遊びだろう。
 鼻水が……ちり紙、1日で1箱使っちまった。明日はポケットティッシュ忘れるな!久しぶりだな、こんなことは。
 『エヴァ』のパロ4少し読んだ。やめろって。レイがどういう人か。セントラルドグマとは何か。なんとなーくわかっている(これも余計な情報のせい)。それでもオリジナルを観るときにはそれらのことについて知る悦びがあるんだ。しかし周辺情報でも、「夢」のこととか、大変なことを知ってしまった。忘れろ!書いてしまった。忘れないわ。4か月、いや、6か月で忘れろ!観光パンフ見て、本物も同じであることを確認するバカになるな!
 『エヴァ』14巻出るらしい。13巻に25話2つ。14巻に26話2つ、と。どういう意図か?流れの分岐か?『If』みたいに。しかしカネは1巻分ぐらいは出せないこともないが、予約はどうしよう。釧路で?母さんが送るのか?5月……難しい。5月!?とりあえずどこで買う?釧路か東京か。東京だよな。『エヴァ』のピンバッジに14個目はないよな。


この日のカネの動き

交通 羽田→錦糸町 -620
食事 天ぷら定食 -1,300
コインロッカー -300
交通 錦糸町→水道橋 -150
アニメイト 下敷き シンジ・レイ・アスカ・ミサト
アニメイト エヴァ・コースター
アニメイト エヴァ・マグカップ 合計-2,400x1.03
フィルムブック エヴァフィルムブック9巻 -590
マンガ エヴァ4コマ -680
交通 水道橋→白山 -170
水 -200

財布残高 記録なし


解説
 夏休みが終わり、両国にもどった。4か月いた場所だから自分の居場所だとすぐに認識しているが、ここは本当に心地よい場所だっのだろう。4か月どころかもっと長くいても耐え難い場所はいつまで経っても耐え難いという後の経験を鑑みると特に。

 他人が日焼けしていることから、享楽にふけっていたのだろうと侮り裁くような言があるが、私もろくに勉強しないでレンタルビデオ屋に通ってビデオばかり観たり、その感想を書いたり、友人に長電話をしたり、そんなことばかりしていた。そしてごく短い休みに何をしていようと(そして休み以外において何をしていようと)それは結果には必ずしも関係なく、結果がどうあっても裁くべきことでもないのだ。

 そして私は気持ちの切り替えができる男だ。夏休みはろくに勉強せず、寮にもどった当日も勉強していないが、翌日からしっかりとやりはじめる。高校時代にほぼ勉強しなかったのから転換したように。環境が切り換わると行動を切り替える意思も働かせやすい。自由意志は存在しない。  


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