休み明けの登校日、居眠りなどする
1996年08月21日(水)


 AM06:00に起きた。眠いというか重いというか。もしや、暑さで疲れているのか?そんなこともないだろう。いや、寒いと言って掛布団を引きずり出してひっかぶったような……、まあいい。また寝たらいつ起きるかわからんので、起き上がってはいるが、なかなか立つ気にならない。10分後、重い腰を上げて洗濯に。AM06:25までには全て終えた。全く問題なし。少し慣らせばいい。
 何にも持たない。もちろんカバンはあるけれど、電車で開くものがない。金田氏などはマンガ雑誌だ。でも彼はいつでも差し迫ったような勉強はみせない。文系で1番だもの。完成している人は違う。全体的に身体が重い。疲れているのか、運動不足なのか。電車か。また、今日から東京人だな。でも、いつの間にやら、東京人に精神も切り換わっていた。身体もいずれ慣れる。
 定期券はない。更新しようと思ったら、名前の変更できない。当然だ。ようするに自動更新機でなければ、駅と金額ぐらいしか記憶されていないのだ。また作って自動更新機で「アヤナミ レイ 14才 女」だ!通勤で14才?大丈夫だ。小人料金でなければ。
 12号館6階。きっとキツイだろうと思って気合い入れて踏みしめて上る。大したことない。ブックシティナウまでの遠出も効果あったか。でも5階から6階はちょいと脚が重い。やっぱり衰えておる。
 クラス分け、まあまあ。英語はいまいち。でも、こんなもんか。というより寝てたんだよ。うーむ、親戚宅の離れで寝ていた時間……。
 反省書2枚!自宅学習、計40時間不足!でも取られない人の方が少なし。今週も普通にやってはとりもどせないから、3枚だな。今月で4枚か。まあ仕方がない。

 勉強、眠い。少し寝ちまった。でも意識のある限り起き続けようとする。疲れてから立ち膝はしなかったけどね。寝たら、いつまでも寝る!

 佐々木氏、寮に帰って来てはじめて机に向かって勉強した、と。よし、その意気じゃ!でも俺は相づちを打っただけか?おもしろくない男だ。なんか言え。
 そこへ布井氏登場。「マニアふたりで〜」と。俺が怒ったと思ったのか「冗談だった」というようなことを。うーむ。俺ってどんな表情をしているのだろうか。綾波の「ごめんなさい。こんなときどういう顔をしていいかわからないの」かよ。とにかく話せばいいんだよ。わかっていても、慣れと訓練だからなー。こんなに人がいるんだ。Let' try!!
 布井氏と俺は長袖同好会。ナイフ持っている。ライトある。釧路人の常備品。どんどんエスカレートして、テント背負ってサバイバルか。いや俺は都市のサバイバリストだ。なーんてね。
 さあ、PM11:30、寝よ。

 そういう今日、だいたい受ける大学決めた。
都立−人文−社会
法政−社会−社会
法政−文‐英文
中央−文‐文(英)
東洋−社会−社会
専修−文‐人文(社会)
玉川−文‐英米文
東海−文-文明−西アジア
ってもんか。8校か。すずしいっス。ちょい不安。でも受けまくった方が疲れてペースくずれて大変だ。本当なら1発勝負じゃ。よしとしよう。


この日のカネの動き

イオカード -3,000
のみもの 麦茶
糸ようじ 小計-313
定期券 JR -4,640
定期券 三田線 -6,750
電話 釧路 -200

ゴミ袋 30リットル -138
ゴミ袋 45リットル -158
水 -198
 小計 -508(TAX-14)

コピー -60


財布残高 21,463円


解説
 夏休み明けのはじめての予備校登校日である。やはり心身がなまっており、勉強すると称して使わせてもらっていた親戚の離れでも居眠りしていたので、結局クラス分け判定テストで居眠りをしてしまったようである。しかしそれでも環境が戻ったので、郷里にいるときとは違って仕切り直して勉強をしはじめようと奮起しているのが見て取れる。「寮では勉強したことがない」と称していた佐々木氏も「この日は寮に帰ってはじめて勉強した」ということで、再スタートの意気込みが見て取れる。

 なお、私は自分の表情への他者の解釈と、実際の内心との乖離について困惑することが今も昔も多い。たぶん、このとき布井氏が冗談を言って、それに対する私の反応が芳しくなかったので腹を立てたのだと思い、布井氏は「冗談だって」と続けている。私は多分どう反応していいか、どういう言葉を紡ぎだせばよいかわからず困惑していたのだろう。それが不機嫌と映った。よくあることである。そうした瞬発力はむずかしい問題である。

 アニメキャラの名前で定期券を作ろうとしている。特に証明書類の要らない通勤定期で大人料金なので、適正運賃を支払ったことにはなるが、しかし偽名で定期券を購入して行使することの問題はわからない。とにかく当時はそういうささやかな工夫が日常を彩る刺激となった。

 志望大学について書き出している。学部はまだ社会学科と英文学科との二本立てで考えている。好きな学問として社会学、あるいは関心を持ち始めた英文学をやりその後、社会科教師なり英語教師なりになろうという考えに基づく。結局受験した大学名は上記リストとだいたい似たようなものとなったが、学部学科は政治学で固めることになった。その転換点はまだ訪れていない。8校に対して「すずしい」といっているのは、疎らであり不安だということだろう。どこにも受からないことを恐れてもっと受けたいという気持ちもあるわけだが、しかし沢山受ければ受かるというものでもなし。また、1回35,000円もの受験料の重さについてはまったく考えてもしなかった。8回なら280,000円もの大金がかかる。  


戻る