寮監さんが背広にワイシャツネクタイ
1996年08月27日(火)
何を思ったか昼食を抜く。アニメイトに行こうと思ったが、よく考えると自習室へ行かねばならない。どのみち単語テスト帳取りに行くし、行ってみるか?でもいいや、帰った。なんのために昼食抜いた?
これで食い物を買って食える。シュガートースト……ここで焼いているのか?衛生大丈夫なのか?失礼だなあ。だけどある程度の規模がないと衛生を本格的にできないからな。ま、小さいから隅々まで手が行き届くということもあるか。なに、大腸菌が怖くてメシが食えるか。……?業者のシール。なんだ、業者か。弁当ならまだしもパンは焼かないよ。そういえばこの店、パン屋の看板(ここはパン屋ではない。同じパン製造業者からの仕入れということか?
まあ、うまかった。スープ3杯飲んだ。このビーフコンソメはいけるよ。でも飲みすぎは塩分とりすぎ。
寮監さんが背広にワイシャツネクタイ。一瞬判断できなかった。やはり寮監会議は正装か。両国だもの、当然か。しかし背広を着ると却って年を取っていることが顕著に感じられるね。現役の背広組との差で。背広はなかなか立派で現在のデザインだった(のか?)。
早く帰って時間あると思っていたら2時間費やした。そして文法保留にしてPM11:40に終わった。2時間を活用すれば収まっただろうな。まあいい。その場その時の俺の判断を尊重。反省はするけれども。
夕食時、スーダンでハイジャックのニュース。田山氏「ハイジャックほど馬鹿な犯罪はない」 井上氏「バカっていうか、絶対逃げられねーからな」 田山氏「カッターナイフ持ってて(金属探知機)鳴らなかった。俺でもできる」など、逃げられない、バカというようなことを。ここで井上氏のセリフを押しつぶしてしまった。わるいがかぶさることを恐れるといつまでも発話できない。「いや、最初から逃げるつもりはないから。あくまで政治的パフォーマンスだから」と。ヤバイ人だと思われたかも?しかし犯罪というものに対して、世間一般ではよくわかっていないようだ。ここで「俺なら自爆するつもりでやる」とでも言ったら……?
ミーティング。雑談するな。寮監をなめとんのか。
自習証明忘れたの、金城氏4回、江川氏4回、迫水氏4回、本田氏6回。ここで本田氏の周辺笑う。「なにがおかしいのか!」 マジだよ、寮監さんは。
授業を切る人が増えてきた。いかんな。一昨年、授業すべて切った。許可する学校も学校。学校行って何をしている?ずっと自習。当然、全滅。なんたるアホな!
ミーティング終わった廊下で話すな!せめて声を殺せ!階段、足を響かせて歩くな。ドアは最後までノブから手を離さないで緩めろ。何様のつもりだ。ミーティングの直後に。
12:15。寝る。今すぐ。
あたりでエアコンの音。俺は寒いのに人々は冷房をつけているのか!
この日のカネの動き
リクルートブック 大学選び -430
銀行 -319 ここで残金0
仕送り +25,990
水 -200
パン シュガートースト -120
菓子 ジャイアントカプリコ -100
菓子 ソフトキャンディー -100
財布残高 25,470円
解説
寮監会議のために寮監が背広を着ていることについて、「さすが両国」といっているが、単に社会人なだけだと思う。会社を定年退職した後に寮監になったので、歳を召していたのだが、背広を着ると却ってそれが際立ったというあたり、普段はそれほど歳を感じていなかったのかもしれない。
一般人は犯罪のことをわかっていないと称しているのは、いかにも自分は他の多くの人と違ってものを知っているという若者らしい態度だが、もちろんそれは柘植久慶本の影響である。しかしカッターナイフを機内持ち込みできたとは、当時は非常にゆるかったことをうかがわせる。
シュガートーストについては、よくわからない。小さな商店で焼いているのかといぶかしんだが、小さな店でも奥でパンを焼く窯があることはあるし、もちろん保健所の許可は通っている。そしてベーカリーでもない多くの商店で売られているパンは、パン製造業者のパンを仕入れたものである。当時はその程度のことも新鮮に感じられたようだ。高校までは基本的にケチな上に実家が食事(高校の弁当も含めて)をきちんと用意してくれていたので、食いもの、特に食事を自分で買うことはなかったためだろう。