新しい授業、新しいクラス
1996年09月09日(月)
布井氏と。彼は高校で日誌に先生の評価を書くことで有名だったらしい。100点満点で5点、8点と。敵もつくっているような。85点くらいにした先生は気分がよいとも。カサ忘れたとのこと。カサ5回かっぱらわれたとのこと。そしてこっちからとのこと。おいおい、いくらとられたからって、とることないだろう。350円のビニール傘とはいえ、自分だってやられてたまらない思いをしているんじゃないか。ちょっと倫理に欠落があるような。
新しい授業、新しいクラス。英語Q1へ。「発展」だー!TJ氏、同じ高校だったTさん、山田氏。けっこう知っているのいるな。W1から上がったのも見える。となりにいたTG氏はやはり隣だ。山田氏は明治学院の経済を受けるそうだ。俺は法だ。文も受けるというと驚いていた。そうだな。彼とは結構就職のことを話していたからな。
CN先生という早大出の先生。話し方が気合入っているぜ。まだ1回だから、うまく言えない。それを言うのが文筆家だろう!
なかなかにいい授業をするじゃねーか。「標準」だっていい授業だが。
現文Cへ。なんと、12号館611教室から6号館312教室へ。大学入ったら、この程度の移動はザラだろう。312教室って、模試のときにスモーキングコーナーになっていた小教室。15人しかいねー。うち女5人ぐらい。15人でだいたいうまく埋まっている。詰めれば1.5倍は入るか。
先生はUD先生というが、UD先生は2人いるのでフルネームを確認しよう。
なんか、すごい分析。やはり底力のある生徒じゃないと消化できないと思うが。
この授業をこなせば、現代文も安定できるかも。
(以下、はがきのコピー。はがきの真ん中にNERVの「不許可」スタンプが捺してある)
・センター試験受験料15,000円振り込んだ。
・現代文の先生は大学で教えていたこともある人で、大学のことに詳しい。中央大学総合政策学部の■■は、昭和の天才と言われる大人物だが、他の教授に疎まれてずっと助手だったのを中大が抜擢したとか、早稲田はゼミの人数が多すぎて教員との接点がほとんどないとか、官庁に近い国公立の国立大の方が金回りがいいので、設備・書籍が充実しているとか、官庁から遠いので自由にできる兄弟の方がノーベル賞受賞者が出る、という具合に。その先生は大学時代1日20時間勉強をしたという。図書館の本はどこに何があるか完璧に覚えていたというくらいに。しかし、そんな秀才がなぜ予備校講師に?講師としても一流だ。問題のクセを把握しており、大学名を聞いただけで答えがわかるという。まあ、生徒にはそんな技術は教えないが。でも、正統的技術も鋭い。まともに受講すれば現代文も安定するかも。でも、そんなに時間かけられないけれど。とにかく来るべきは中央(大学の名前ではない)。
・重いしカネ(送料)かかるから現地購入とした『蛍雪』や赤本、買って送るべし。「中央大−法」か「法政大−法」だ。ついでにズボン用ハンガー、フリスク(ユーカリミント)、トニックシャンプー、アルコール入りウェットティッシュ(成分にエタノールとあるもの)、ハガキ、が入っているとうれしいなあ(願望)。
・玉川大150万、他100万円弱。パソコンのためには(?)中央・法政だな。
(ハガキ文終わり)
俺の考え方は形而下至上主義というか形而下中心主義だ。■■君は形而上。うまい言葉だが、形而上、形而下って、なかなかわかってもらえないよな。しかし辞書なんかで意味確認するだけでなく、実例で考えてみると自分の言葉にできるわい。総統は専門家だから下手なことは言えないぞ。慎重にな。
しかし書くというのは、指を痛める行為だ。わかっている。俺の持ち方が狂っているんだ。だが、正確な持ち方は知らんし、わかっても指を言うことを聞くかどうか。速記部はよした方がいいかな。やはり、タイピング、もとい……キーボード操作を神速でできる方がいいな。何部に入るかサークルは。漫画やアニメは作るしなあ。俺はそんな技術ないっス。経験もゼロとほとんどかわらんし。しかもそのときまだ14巻観ていないかもしれないのに、先の展開がわかってしまう。『エヴァ』のね。コンピュータといっても、これこそゼロだ。イラストの方がまだいい。カメラ?いや、俺にとってカメラは補助だ。本業ではない。射撃部はARや.22LRだから、どうもなあ。おもしろいと思うけれど、俺は12番でクレーほ撃ちたい。
サークルは大学受かってから、4月までに考えておけ。文化系だろうな。まさか古武術とか。いやまさか。パソコンたまらねーぜ。グラフィックに使えるマシン(どうしても大パワーになるな。メモリー、HDも)、フラットベッドスキャナー、プリンタ、フィルムスキャナ、MOドライブだ。
もう寝よう。中大法学部への道はまだ遠く、そして長くはない(時間的に)。
この日のカネの動き
水 -203
宅配便 ペリカン -1,240
センター試験料 15,000振込
財布残高 9,811円
解説
ハガキではさりげなく必要な物品を求めている。必要な品物を探す時間が限られていること、どこの店に行っていいのかわからないこともあるが、単純に親心を利用してそれらの物品にかかるカネを浮かせているだけの気もする。私はそういう人間だ。
現代文のUD先生の授業は、両国で出会ったなかでは最高の授業だったと記憶している。
形而上、形而下については何を言っているのかさっぱりわからない。現代文の授業で新しい概念に触れて、友人との考え方との違いを表現するのに使えると思ったのだろう。高校時代の友人総統は、現役で哲学科に入学していたので、形而下・形而上という言葉を彼の前では迂闊には使えないと大学生を権威(その知見、情報を認めさせる力の意)としておののいている。
中央大学法学部、結果としてそこに入学するのだが、このときは特にここに入りたいと熱望していたわけでもない。ただ単に漠然とあこがれていた大学群の中から思いついた大学とその学部とを目標のひとつとして書いただけなのだろう。