明日勝負だ、とのこと
1996年09月11日(水)


 今日は山田氏と。Do you like me? と来たのでNo! No! と答えたら Ah!と嘆いたあと、ショックでけーと。Oh, it's a joke.
 
 パチンコはタバコの高濃度の煙とやかましい音でマジ頭悪くなるそうだ。それでもカネが足りず、行ったそうだが。彼の収入はそういう手で……。親類はカネくれないし、くれてもとれあげられる、とのことで。俺のカバンが9,000円というのに驚いていた。いや、別にブランド志向なんかじゃないっス。

 教室着くと、MR氏(!)ともうひとり。そのひとりは名前忘れちまったけど、昨日も先に来ていて、「晴天君に勝ったぜ!」と言っていた。明日勝負だ、とのこと。よっしゃ。AM07:00の地下鉄乗るぜ!コンビニよらんぜ!みておれよ。クラスメイト(?)なんだから名前ぐらい覚えよう。

A氏(その人物)「腹たたねー?あいつらコギャルは?」
B氏(はて?)「大好き」
A氏「うわー!」
B氏「応援しちゃうね、コギャルは」
A氏「チョベリグとか言ってもいいのか?」
B氏「俺も言うもん」
A氏「うわー!」

 A氏は自宅生、タバコ吸っていたらとなりの部屋の人も吸っていた。ベランダでしか吸えない。27〜8歳で妻子持ち。成功しているな。「勉強していたの?」 A氏「はあい」 「朝早いからそれじゃあおやすみ」と他愛のない話をしているそうだ。「おやすみ」と言ってくれた。母ちゃんすら言ってくれないのに、とのこと。
B氏「27〜8歳で子供持ちたくねーよ」とのこと。うーむ。難しい問題だが、俺なら別にいい。

 しかし皆、よく見るとまだ子供のツラしとるね。俺も含めて皆。タバコ吸ってても、ガキがかわった玩具持っているみたいなんだよ。それも、俺が18〜9になったからそう思うのか?いや、この年代を社会的にガキと解釈するのと別に、ガキと見るのは本当に外見にガキの要素があるからだ。第一まだほとんどが10代だし、働いてもいない。

 世史T(旧称V)に戻ったぜ。なんか前からここにいたような。空白が感じられない。ここのシステム、やっぱ自分がしっかりしていればものを言うわ。反省書とられても、追試になってもいいや、なーんてなったら意味ないし。

 ペン持つのがつらい。やっぱ持ち方がわるいのか。

受験終えたら、荷物整理。本の選別は当然として。
・高校の日記整理(もう1年以上経つし、どれほど意味あるのやら。ま、オリジナルに忠実にやろう)
・けんしろ氏への手紙
・高校時代の担任への手紙
・パソコンなど買い物
・部屋探し
・友人に会う
・パーティー

買うもの
・パソコン
・プリンタ
・スキャナ
・フィルムスキャナ
・HD
・パソコン台
・TV(ワイド20インチ)
・HiFiビデオ
・LDプレーヤー
・TV台
・ビデオテープラック
・CDラック
・本棚
・耐火金庫
・掃除機
・洗濯機
・コンロ
・刃物

・NEO-GEO CD用スティックコントローラー
・プレステ(コントローラー2つと)
・豪血寺一族2
・ナムコクラシックVol.1
・サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣
・KOF'95
・KOF'96
・リアルバウト餓狼伝説
……あとは自考えろ、ねろね。
 
 そういや2時間目の現代文(EZ先生)のとき地震あった。俺はわかっていた。船で揺られるように、揺りていることを。この振りが大きいことも。やがて大きくなってきた。久しぶりの自身だ。けっこう人々は声を出していたかな。EZ先生は平然と。T氏もちょっとおどろいたような。女の子も小さく声をあげる。男もあげる。釧路人ならば……?反応はかわらないだろうが、中身は違うぜ。こんなもん慣れている。
 寮のTVで5と出ていた。あれで震度5?やっぱり大したことがねーや。しかしボロの6号館で地震とはな。

 関係ないが夕方の鋭角の日は目にささる。グラサンほしい。


この日のカネの動き

コピー -90
電気 -365

財布残高 9,156円


解説
 このカネのかかる予備校に行かせてくれた(あるいは強いて行かせたにせよ)ぐらいだから、ここの学生は多少なりとも家に余裕があり、多少なりとも親に教育や子供の将来を思うぐらいには親心があるとは思う。が、山田氏の言を信じれば、彼は小遣いを与えられず、与えられても取られるとか、なかなか荒んだ少年時代を送っていたようだ。パチンコで小遣い稼ぎしていたという話だが、果たしてどの程度の成果があったのだろうか。

 学校でのみ会うMR氏の後ろに(!)がついている理由はどういうことなんだろうか。早い時間に教室についたら意外な人間が先にいたということなのだろうか。「クラスメイト」といっても科目ごとにレベル別の授業を受けるのだが、朝は同じ教室の決まった席に座って毎日の朝の様々な試験を受けていた。そのため多少なりとも名前を知っていたり、名前を知らなくても顔は知っていたり、多少なりとも話したりしたのである。

 18〜19才はよく見たら幼い面影があるというのは、今までは年上、巨大な大人のような気がしていた年代に自分がなってみたら、案外ガキだと思ったということなのだろう。これは同年代になると得る印象のようで、さらに年を食っても同年代はなんとなく見たら若いような気がしたものである。それもどこかで一気に終焉するのか、ジジイになっても続くのかわからないが。

 ベランダでタバコを吸うホタル族の様子が描かれている。ホタル族とは、都市化にともなう集合住宅暮らしの増加、家で喫煙させない家庭の増加から、ベランダでタバコを吸うことを余儀なくされた人間のことである。ベランダに出ることが家族への配慮であり、また、ベランダに追いやられたことの悲哀をも含意している。が、ベランダで吸った煙は結局自室にも持ちこまれ、集合住宅の他の部屋にも流れ込むとして、一転して迷惑行為となるのはもう少し後の時代の印象がある。

 合格後のやることリストでやっていないのは、高校時代の日記の整理であり、これは今もやっていない(保存してはある)。物品もゲームソフトまでそろえたかは記憶にないが、最終的にはすべて購入したはずである。ただ、フィルムスキャナーは学部卒業後に購入し、耐火金庫を買ったのは仕事上の書類などを保管する必要が生じたかなり後のことである。さらにいえば、掃除機は学部入学時に住んだ1Kマンションでは持ち込む余地がなく、結局2DKのアパートに引っ越してから買ったのだが、学部の同期T1氏に「(俺は持っていないのだが)お前の家には掃除機はあるか」と聞いたらバカにするな、掃除機がない部屋なんかあるわけないだろうと激昂されたのもなつかしい。


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