女と会うからと自主退学
1996年09月24日(火)


 布井氏、ヒロスエがかわいい、と。この寮にはいったい何人のヒロスエファンが?山ほど、と。

 山田氏、目赤い。血管が見える。咳き込んでばっか。マジでつらそう。病院知っている、と聞くのでTJ病院を教える。お大事に。

ミーティング
・ネックレスの類。男の方が多い。近頃は男が顔磨いたり、非常におしゃれ。女性上位らしく、男の方が認められようと一生懸命。だが、そんなヒマあったら勉強しろ。
・どっかの寮で洗濯で暴力の一歩手前に。選択終わったのをカゴに出して、次の人が洗濯したところ、文句。シャツが1枚足らんとかもめごとに。うちの寮もいつも先客の洗濯物をどかしているじゃねーか。そんなことでみっともない。
・女と付き合っても時間のムダ。大学合格をとるか、その女をとるか。女を捨てて大学合格を目指す。両国にいたら女と会うからと自主退学。すげえやつだけれど、アホだ。


この日のカネの動き

月刊誌 UTB -490
水 -224
コピー -90

財布残高 536円


解説
 ミーティングは、寮生同士の話し合いではなく寮監からの話を聞く清聴する場であった。寮監は寮監会議で聞いた他の寮のトラブルや注意事項を伝えるわけだ。
 女云々の話は、両国における学生同士が付き合っていたけれど、それがバレて男が呼び出されて「女をとるか、大学合格をとるか」と迫られたのだろう。大学合格をとるために女は捨てるが、予備校に来ると女と会うことになるから予備校時代も辞めるというのは、思い切った話だが、よくない結末の気がする。こんなところに来ているぐらいだから宅浪や一般のゆるい予備校に切り替えて(しかも9月の終わりになってから)うまくいったのかどうか。予備校時代のささやかな人間関係は大学に入るとだいたい霧消する気はするが、しかしだからといっていきなり断ち切るのはその後の半生において心に残るトゲとなる気もする。しかし目をつけられない程度にほどほどに付き合って、予備校に居続ける、ということも当該人物の心情としては難しかったのだろう。つらい話ではある。


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