ビリヤード球を飲むような
1996年09月27日(金)
今日も1人で出る。猫のいる家を通りすぎた頃、「晴天ヤンまってよ」と。布井氏だ。相変わらず歩くのが速い。今日のカバンは重い、と持たせてみる。そんなに持っていく必要はないのでは、と。学用品と思っているな。書物ね。今日家に送る。「あはーん」と相槌のような声を発したあと、「っていうやつ?」と。エロ本を指しているのか!違うっス。彼が自習室でボブとキャリーが云々という小説を書いていたという。2人で1行ずつ。2人で1行?破綻しないのか?しかし自習室でねー。勉強しようぜ。俺だってやってみたいよ。
布井氏、寝るときは必ず鍵をかけるという。PM10:00でも。そして寮監に怒られる。
山田氏帰省。しっかり養生してくれ。風呂入って冷えてこじらせるなよ。
俺もやばいか。クソは1日ぶりに出て、熱も多分ない。セキもでない。しかしノドがいたい。ノドボトケがひっくり返ったんじゃないかと思うほど腫れている?なんてこった。うがいしまくっているというのに。水を飲んだだけでビリヤード球を飲むような感じがする。これ以上ひどくなるなよ。他の症状が出るなよ。俺も用心しないと。
ひどくなっている。上の文からわずか1時間(今AM01:00)、ツバを飲んだだけで背骨から胃までひびく。今日なんか背骨が痛いな。身体もあちこしきしむ。神経痛かと思っていたが、段階的に進んでいたのか。熱はどうだ。今測ってもその最中に寝ちまってとんでもないことになりそうなのでやらない。もう皆勤もいらない。医者行こう。頭はこんなにしっかりしているのに、身体の方が……。いや、頭がまともなうちに治してしまえ。もう、ノドを中心に身体中にいってる。そのうち脊髄を通して頭に響くようになるぞ。なんで、こんなことに。山田氏のや皆のとは症状が違う。
背骨も痛い。息をするだけで背骨にまで響く。いや、肺すら圧迫されているようだ。
別に弱気でも何でもないけど、まだ死にたくない。声を失いたくない。勉強する時間が惜しい。
まあもう頭も痛い。
熱36.1℃。たいしたことねー。頭もノドから響いているだけだろう。大丈夫だ。たいしたことない。それよかリズム崩す方が大変だ。ねろ!
この日のカネの動き
ペリカン便 -1,240
残額記載14,140円
解説
ノドを痛めているが、このときは熱もなく、ノドが痛いのみであった。痛みのあまり嚥下しずらい、痛みが頭にまで響く、とはけっこうな腫れ具合だったようだ。ひどいカゼを引いていた山田氏に顔とを顔をごく至近距離まで近づけて詰め寄られるという濃厚接触のせいかどうかはわからない。気をついていても集団生活では病原菌は持ち込まれ、そうでなくても電車や学校でもリスクがある。いちどインフルエンザらしき症状で高熱を発したのだが、体調の維持は難しいものである。個人の努力や工夫では限界がある。
PM11:00までは勉強時間でありAM00:00が消灯時間なので、寝る時間はその間と定められていた。つまり寝るのは早くともPM11:00である。しかし布井氏はPM10:00に鍵をかけて寝ていたもんだから、それは巡回の寮監に怒られるというものである。