最後の一節の音の跳ね上がりで目が覚めた
1996年09月30日(月)
今日、「ストームの歌」の最後の一節の音の跳ね上がりで目が覚めた。すぐに飛び起き、着替えて出るが、なぜ寝ていたんだ。目覚ましを止めた記憶はあるが。いかん。明日は目覚ましと共に起き上がってそのまま着替えよう。
別に手すりや壁によりかからないと危なっかしいというわけでもないが、慎重に階段を降り、食堂へ。まぶしい。目を開けていられない。今まで寝ていましたってツラであいさつだ。
遅刻した金城氏、三浦氏の両名。寮監の前で「日常の厳守心得」「禁止事項」を読まされる。2人とも「何でですか」と。寮監、なんか怒っているぞ。これでこそ両国だが……。
英解の時間、CN先生にさし棒で起こされた(机を叩いた)。失礼。しかし、こんなにも意識が遠のくなんて。やはり予習しないと授業にならない。英解の「復習」とムリヤリ時間作って26日の英演の復習をする。時間がない。復習優先。予習あと。悪循環。予習しないと復習にツケがまわる。
PM10:50、緊急ミーティング。斉藤氏の脱走がバレたか?と思ったが、2階の非常口の封印が開いていた、と。うちの寮は遊ぶところもないが、しっかりやれ。よそではもう勉強捨てた奴なんかがしょっちゅう脱走するらしい、と。
風呂で聞いた話。千石氏の毒舌はひどい。本田氏なんかキレそうに、と。高山氏は「俺とは生まれたときから合わない。俺の毒舌は愛情。または笑わせるための策だが、むこうはひどい」と。ああ見えて、まあ、いろいろあるものだ。中に入らないとわからない。高校の1年10組と同じ。
布井氏にヒロスエ写真集買ったと言ったらロリコンと言われた。たった2歳下だろう!しかし制服を着ている段階で彼の定義ではそうなるらしい。と言いつつ彼も買おうか迷っていた。
彼はよく寝る。ミーティングで早くから寝ていると言われていた。自習中の居眠りのチェック表を貼る。俺のところは見えない。高山氏のところで折ってある。ここから4人はゼロだからいいのか?
拓殖の資料、適職分析、薬、とどいた。拓殖もいい大学じゃがのう。適職……うーむ。
肺に何か入ったようにセキをしたくなる。たいしたことはないが、気になる。ノドはだいだい引いたというのに。熱はない。カゼじゃない?喘息?昨日フィニッシュを吸引してしまったせいか?さて。
AM12:05。ねる。
■■君と、また何かやりとりしたいぜ!奴はなんだかんだ言っても親友だ。
この日のカネの動き
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解説
両国の朝はAM06:00から30分間軍歌調の様々な歌が流れて目覚まし代わりとなるが、それでも寝過ごす者も少なくなく、私もあやうく遅刻しかけたが、すんでのところで「ストームの歌」の最後の跳ね上がるような1小節で飛び起きたことが何度かあった。遅刻したからといって壁に貼っているありがたい教えを読ませることは普段はなかったが(朝礼で読むのは持ち回りである)、この日は遅刻者が読まされた。遅刻しなくてよかった。
千石氏、本田氏、高山氏は「アウトロー3人組」と言われるほど仲が良くよくつるんでいたが、しかしその中においてもまあそれなりに複雑な関係があるというだけの話である。1年10組は私の高校1年のときの隣のクラスで、なかなかよいクラスのように思えたので3年になってから元10組だったやつにそれを言ったら、内実はいろいろ大変だったということを聞かされたものである。
適職診断については親が送ってくれた荷物に入っていたようだが、わざわざ買ったのか、何かについてきたものなのか。
拓殖も受けなかったが、新しい大学案内を読むたびに「いい大学だ」と思っている。宣伝だからそう思うように作っているが、やはり予備校生にとって大学はまぶしかった。