UD先生の大学動向分析
1996年10月21日(月)
新クラスというてもすべて同じ。メンバーは変わったが。五十嵐氏、世界史Gか。彼は現文(Wだっけ)以外すべてGと。すげーな。判定の効能か。実力か。まあ現文できないってのは学問やる上で基礎能力に難ありということだ。まあ精進したまえ。
高校の同級生Tさん、見当たらない。英語P1にはいない。古語F1にはいるかな。上か下か。どこへ行ったのだろう。そしてどこの大学へ行くのだろうか。
山田氏見た。久しぶり。でも話さず。俺の後ろの席取られていた。まあ、なんかすずしいかな。彼にもハラたつことも多々あるし、うざったいことも多々あるが、いればそれなりにおもしろい。というか、いないとまあ自由だし、彼の望む行動ができる。しかし、いないと寂しくはないが、疎外してしまっているような気になる。彼が体調のために自宅に帰っただけなのに。
現代文のUD先生、大学の傾向の表を見せる。寄って来て見る者5〜6名。全員男。受ける人数減る大学と増えるところ。中央−法−法律は増える?減らんとは思うが増えるのか。金田氏、青学のこと聞く。誰か一橋のことを聞く。俺も中央のことを聞いてみる。「中央の法律と政治、差がありますか」と。「下がりますか」と聞こえたらしく「下がらない」と。当然だわな。もう一度はっきりと言い直す。入試難易度の差のことを聞いたのだが、「入った奴によるとやっていることはかわらない。国際企業でも何でも受けた方がいい」とのこと。勉強になった。国際企業関係法も受ける!「わかりました」と頭を下げて出る。「ありがとうございました」の方がよかったけれど、口にまわりそうになかった。
カネおろした。まだ21日だが、数百円じゃ心細い。いいか。やむを得ないときは仕方がないが、使うために早く下ろしたんじゃないからな。
この日のカネの動き
ペン ハイテック0.4赤 -200
ペン ハイブリッド黒 -100
銀行 仕送り +16,000
財布残高 16,271円
解説
とにかく距離を詰めてきて、まとわりついてきた山田氏がいると、自分の行動がしずらくなり、また自分の望まない行動にしたように誘ってきたり、自己と他者との差異に戸惑い不躾な質問をし、お前の営みは間違いであり自分のするようにしろというようなことを善意で口にさえしてくることもあり、とにかくストレスであった。しかし向こうから積極的に話しかけてきてまとわりついてきたのが寄ってこないと、全然寂しくはないが、しかし疎外しているようで罪悪感さえ覚えもしたのであった。
現代文のUD先生は大学の研究者でもあり(こちらが本業のはずではある)、大学事情に精通しており、受験指導としてもプロ中のプロであった。現代文の授業は何もしなくてもそれなり以上に出来ていた私がさらに成績を伸ばすことができるほどすばらしいものであったし、また、大学事情や受験動向については本当に参考になった。中大については、確かに入って5年いた経験としては、法学部内のカリキュラムはそんなに学科ごとに違いはなかった。カリキュラムが柔軟すぎて、法学部なのに法学単位を1つしかとらずに法学士になってしまえたほどである。
こうしたこともまた、何事も本場である東京に来た醍醐味である。