本所警察署に被害届があった
1996年10月22日(火)
嗜好品が欲しくて、梅ナントカを買った。ノンシュダーだ、当然。すっぱいのはいいとして、強酸のあまり舌まで溶けそうだ。たかだか10個足らずで……。何時間も飴をなめったときのように舌が痛い。しかも、さらに喰うとしみる。いかん。舌にわるい。嗜好品ねえ……。タバコが楽しいけれど、あらゆる口腔粘膜に悪いし、頭にも悪い。カネもかかる。
舌を鏡で見た。裏になんかゴミでもへばりついてんじゃないか、と思うように黒く丸いできものが。ほくろじゃねえよな。ガン?あほらしい。しかし、喰うのに邪魔だ。そのうち治る。意識するな。
山田氏と会う。気管支炎だそうだ。大変だ。まあ養生してくれ。山田氏についても悪意あること山ほど書いたけれど、やはり記憶に対する悪意だ。本物と会っている限り、気に喰わんことがあっても、そんなにハラ立ったりしない。
布井氏と一緒に学校行ってねーな。わざと1本遅らせているのに。10分差じゃな。
ミーティング。
・どこぞの寮でフリータイムで、時間ギリギリで走って、赤信号を無視してライトバンに撥ねられた。運転していたのは70歳のおじいさんで5km/hぐらいしか出していなかった。それでもボンネットに乗っかったが、かすり傷。まあ無事でよかったが、そのおじいさんもかわいそう。運転者がショック死したりしねーだろうな。
・本所警察署に被害届があった。小学生の女の子を裸にして、いろいろやったという犯人は高校生風の男で長髪だそうだ。(皆、江川氏やサーファー氏を見る)
・皆、見たと思うが、風呂で髪を切ったのか?(髪のカタマリがあった) 千石氏「それ、つまっていたから取ったんだすけど」と。寮監、誰かハゲた奴おらんかと見とった、とのこと。
・携帯電話や液晶テレビの持ち込みが問題になっている。12インチのを持ち込んだのもおったが、母親が送ったという。何考えてんだ。
・誰でも楽な方がいい。天皇でも誰でも、と。この世代の人は天皇はどうとらえているんだろう。もう、あの時代は終わり、50年経つが。
高村氏、進路相談で「望みなきを望む」と。ショック。しっかりせんか。あんたは弱者ではないだろう。俺はいつも壁の向こうで彼がいつでも勉強していると思っている。
この日のカネの動き
菓子 スパイCうめ -97
パン カレーパン -100
パン ピロシキ -120
小計税込み-126
月刊誌 東京ウォーカー -280
財布残高 15,768円
解説
ミーティングで寮監が話すことは、寮監会議で共有されたこと、予備校本体から伝えられたことなのだろうけれど、大勢いるといろんなことが起きるものである。交通事故もその一例である。近所であった強制猥褻事件については、予備校生とは関係ない話だとは思う(確証はないが)。東京はローカル記事が新聞に載ることが少なく、この事件については広く報じられはしなかったのではと思うが、警察から予備校にそういう連絡があったのだろうか。犯罪は論外だが、疑わしいと思われるようなふるまいはするな、という警告なのだろう。
風呂場で排水溝に詰まっていた髪を親切にも千石氏が取り除いていた。定数33人が入る風呂だから、大量に詰まっていたことだろう。それを取るとは大変なことである。しかし髪の塊が風呂の床に放置されていたので、寮監は長髪を切ったやつがいたのではと疑ったのであった。