書いてあった地図を見せる
1996年10月30日(水)
今日、朝テ、2回叩き起こされた。各テだ。しかも答えを書きながら意識が消えること数回。もっと気合を、起きる努力を!
CN先生の英演も、何も聞いていないのと同じ低知覚状態。まずいぞ。
世史、先生がエルバ島の位置を知らないと。休み時間に書いてあった地図を見せる。すると、うまい、と。シチリアなんか楓のようで風流だ、と。絵の心得?ないっス。昔地理とっていたもので、と。地理とっていたなら世史は楽。逆の人が多いそうだが、世史から地理?つまらんな。気をよくしてアメリカ植民地の地図も見せてみる。すると声を上げて驚いて、前の席の女の子たちに見せる。No!カンベンしてくれ!すると女の子たちも、うまーい、すごーい、と声を上げる。そ、そんなにすごいか?かなり歪んでいるのに。先生曰く、こういう人は落ちやすいから、と。まあ、こういうことに凝っていたら、な。俺、描くスピードは速いっすよ。
先生、地理やっていたのがいたと知って、地図を描くのが慎重になったような……。詳しくは、晴……ナントカ君のノート見せてもらってくださいって。そんな、その地図は描いてないっス。さすがにそんなに描いてはいられなく。
たるむな、PM07:00まで何もせず。着手してもPM08:00まで寝ぼけている。いい加減にせい。最近、ムリヤリ勉強を強行してはいるが、英法以外、英語をやっている気がしない。自分で訳しただけだ。授業寝ているもの。ろくに予習していないから眠くなるし、予習していないから授業を活用しきれない。そして復習は余計かかるので、次の予習する時間がない。悪循環。昨日、2時間だけだからムリヤリなんとかしよう。
大学入ってから何しようか。1年のうちにやれる限りのことをして単位を稼ぐ。それはいいとして、他の面でさ。高校時代を共に生きた友人とのコミュニケーション。総統以外に会うこと、TELなることままならず。まあ郵便か。伊佐坂ともやりとりしたいものだ。草刈部とも当然な。けんしろにも。しかし奴にはもう、あんなつまらん手紙を送るわけにもいかんだろう。総統とは?中山にでも行くよな。あとそうそう会うことあるかな?東京に高校のは2人しかいないし。
伊佐坂にはCD-Rで作った脳みそシェイクCDをプレゼントってのもいいな。そのためのCD-Rかよ。
そうだ、パソコン!ゲームはともかく、何する?プリンタ、スキャナー、MOがあるぞ(?)。今までの記録を取り込んでMOにぶち込んで金庫(あるのか?)にでも入れとくか?
この日のカネの動き
シャープ芯 ハイポリマーextra strong for pro 0.3HB ×4 -1,256
財布残高 10,892円
解説
私は別に絵心があるわけではないが、慎重にゆっくりして筆運びで地図を描くのは趣味だった。エルバ島については今ではどこのことかも忘れてしまったが、当時は位置関係も周囲の島も含めた地形も映像として頭に入っていたのだろう。
「こういう人は落ちる」というのはその通りで、ノートをやたら美しく飾ったりする人間はそれに気を取られすぎて時間をとられ、そして美しい作品に満足して達成感まで得て、危機感をも失い、勉強がおろそかになるのはありそうなことである。私はそんなに地図やイラストを描いていたわけではなかったが、このときはなんでそんなに描いていたんだろうか。時間が足りず予習に手が回らないといいつつ。
世界史→地理は、学ぶこと覚えることが少ないので乗り換える人が少なくないらしく、その逆はめずらしいという話。私は単に数学や理科を取りたくないから高校の授業をあらゆる社会科で埋めただけなので、受験において地理選択者だったわけではなく、まともに勉強したわけでもなく赤点をかろうじて免れた程度である。しかし何でそんなに地理に詳しいと問われて、他にコトバはなかった。まあ無難な理由づけといったところか。
高校の友人たちとは、学部入学後も郵便の活用、普及率は低かったがFAX(FAXがない方はPCのモデムのFAX機能を用いた。これから送ると電話連絡があってからFAXアプリケーションを立ち上げて、送受信ボタンをクリックする必要があった)、そして帰省時の寄り合いもしたし、高額な電話料金をきにつつ電話も相当していた。そして東京にいる人間とて東京でそれなりに会い、他の地方の人間が上京してきたときは東京在住者で出迎えなどもしていた。
学部1年次はほとんど単位はとれず留年につながったのではあるが、「その他のこと」には全力を注いだつもりではある。
そして高校時代までのPC9801やFM-TOWNSはゲームにしか使ったためしがなかったが、Windowsマシンを手に入れてからは「記録の保存」に重宝するようになり、高校時代の記録も学時代の記録もすべてHDに収めて、さらに後に買った金庫にも保管するようになったのである。友人たちとのやり取りがいちばん貴重な財産なので。