指関節に負担がかかっている
1996年11月06日(水)


 指がおかしい。以前からだが、ペンの持ち方がおかしいせいで、関節に負担がかかっているのだろう。今さら持ち方変えられん。手がそうなっちまっている。仕方ない。終わればワープロが使えるから、ブラインドタッチの訓練をしよう。今度はキーパンチャー病か?
 なんにせよ、手でペンを持ち、書く、ということは基本中の基本だからな。まあ、そんなに手で、指がおかしく感じられるのは、長いこと書いたときだ。手書きを最低限にすりゃいいのだ。高校の友人■■君に、俺は手書きよりワープロの方が速い、と言ったら、1文字1文字打ち込んでいるのを見て、どこが速いんだ?と。奴のサガだ。あらさがしは。何かが出来ると言われたら、よほどすごくない限り大して出来ないと言わずにはいられないのだ。しかし本当にキーを打つのは遅いが、あれはペンと違って指への負担が少ないので、相対的に速く書けるし、確実に読める字を書けるのだ。長時間になるほど差は歴然となる。

 世界史のMM先生、俺を「地理の人」と認識できているようだ。ホルスタインから牛乳とれるかと聞かれて頷くと、「地理の人」もそう言っている、と。KY先生のスーパー講義にはかなわないが、ここの講義も役に立っている。ここはここなりの味がある。

 家に宅急便を送るが、キャリアケース1個じゃ小さい。しかし2個ではあまる。もう少し詰めてからとも思うが、明後日は英語の各テだし、そんなに持ち歩けない。自室に置くなんておそろしい。仕方がない。空間を残したまま送っちまうか。

 読もうと思えば読める。しかしその努力で読解の方へ集中できなくなるのでは?まあ、後で読み返すことも何度もなかろうが、ワープロはその点も有利だ。


この日のカネの動き

キャリアケース
ノート
小計税込み -566

水 -200
コピー 5枚 -50
(前日)電話 家 -120

財布残高 2,148円


解説
 ペンの持ち方がおかしい気は昔からしていたが、もともとやや奇形なのか教法通りの持ち方をするとペンを走らせることが困難になる。ペンだこの位置もおかしい。骨が成長する若き日に間違った持ち方をし続けて、変形してしまったのかもしれない。また、高校時代に自転車で全力疾走中に障害物にひっかかって転倒し、右手で加速のついた全体重を支えようとして骨が折れるというケガもし、そのあたりも負荷がかかると時折痛む。問題の原因と詳細はわからないが、わかっていることは長時間の筆記が苦痛ということである。ワープロ、パソコンの類が発達してきた本当によかった。
 この日記は人に見せる性質のものではないこともあり、特にひどい悪筆で書かれているのだが、自分の字だからまあ読める。しかし内容の方こそ困惑することが多い。すでにコトバの意味、コトバに対するイメージの捉え方が相当にかわっており、また、感情のほとばしるままに書きつけていることは論理的な一貫性もあまりなく、若さゆえのこだわりも強く、なかなか解読が難しい。しかし自分の財産として、この若き日の特異な暮らしを思い返し、若き日の思いや営みにも触れ、なかなか楽しく書き起こしをしている。

 なお、「キャリアケース」とはポリプロピレン製のB4ぐらいの文具入れで、これを小脇に抱えて通学するのが粋だった。私は仕入れた書誌が折れたりしないようこのケースに積めて、そして袋や箱に詰めていた。もっぱら袋に詰めていたのでこのケースは重宝した。


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