近頃、胃がおかしい
1996年11月08日(金)
近頃、胃がおかしい。魚の骨が刺さっているわけじゃなかろう。痛まないときは全く何も感じないし、場所も一定ではない。おそらくストレスとかいうものだろう。この俺が?情けない。自分で感情を処理しきれないとは。両国のせいではない。こんな快適なところ他にない。それよりも記憶が問題だ。高校の■■先生と■■君。この2人の記憶に恒常的にハラを立て、ときどき手に持っているものをへし折りたくなる。
自分の感情をぶちまけるなど、みっともないことだ。この感情など、鉛筆1本、紙キレ1枚にも値しない。第一、ぶち折ったところで何にもならないことをわかっている。それどころか、かえって、嫌になる。シャープペンシルや鉛筆には全く罪もないし、必要なものだ。申し訳ないじゃないか。わかっているから、一度もやっていない。高村騒動で鉛筆一本へし折って以来、一度たりとも。たぶん、やる方が抵抗ある。強行しているという感じがする。
それでも処理できんものはどうにかせんと身体にわるい。情けないと思いつつ布団を殴る。一発で、ハラが軽くなった。情けない。いざというときの殴打のために試みをしてみる。うん、こんな感じだ。腰を落としてやろう。布団には悪いが、だいぶ楽になった。一時的だろうけどな。
やはり、運動は筋トレ、体力づくりを通り越して健康にいい。
なんだかんだいって生きている人間と殴り合う格技をやっている人の方が慣れているし、1発1発の打撃も訓練している。そこはかなわない。しかし実戦においてはルールも形もないし、凶器もなんでもある。人数もだ。さらに、あとで警察も待っている。難しいぞ。格技のようにやるのは。警察そのものはたいしてアテにならない。自分を殺した相手は事後に捕まえるだろうが、それが何になる。死刑になろうと(ならんだろうが)、無期になろうともな。あとでどうなれ、その場では自分以外に頼るものはない。
その場を収めても、自分に殺意を持っている人間をどうにかできるわけではない。日本でそんな制度があるかどうか知らないが、「近づくな」みたいな命令を裁判所で出しても何になる。やはり自分しか頼るものはなく、殺すか、重大な損傷を与えるかしないと脅威は終わらない。しかしそうすると、今度はこっちが罪人だ。この国の刑事は結果が全て、死人が被害者で、生きている奴が悪人だ。つまらないなれ合いだ。はじめから自衛を否定している。
さっき、やることをすませてからパソコンのことを考えていた。これは手帳の買うソフト表を見るだけでも楽しかったのだが、突然、なんかどうでもよくなった。まさか虚無とかほざく代物か?ハラの中が空洞にでもなったかのようたせ。しかし俺の頭は変化していない。この俺がそんな弱者なわけはない、とな。そして実際落ち込んでもいないのだが、何なんだこの感じは?ハラへったのか?胃がおかしいからか?身体と精神は分離していないしな。なんか気持ちわりー。吐きそうだ。月曜に医者行こう。
たった今の出来事。傑作だ。ノックするのでパジャマのまま鍵を開けてみると五十嵐氏、「『ヤンジャン』ある?」と。俺の返事はこうだ。「ああ、もう捨てちまった」とな。いや、事実だから。彼もヒマしているな。俺も人のこと言えんが。
このペンの持ち方、大問題だ。
もう、一行書くだけでも苦痛、とは言わんが、負担がかかる。ボールペンで日記を書くのも力が要らないからだ。高校のとき、ワープロを使っていたのも、指に負担をかけないからだ。それは別にいいが、いつもそういうわけにはいかん。これからもテストで鉛筆使うし、将来仕事でも鉛筆を使うことぐらいあるだろう。この際、鉛筆じゃないとダメなもの以外、すべて万年筆orボールペンにしちまうか。それより正しいペンの持ち方ってやつを身につけんとな。今度から授業もペンで取るか!でも清書はそうもいかん。
(筆跡が異様に歪みはじめる)
ちょっと持ち方の実験をする。そのためわけわからんことも書くかも。なかなかうまくいかんもんだな。鉛筆も2Bぐらい入れて、軽くなぞることにするかな。整形外科行ってもこんな複雑なところの長年のいかれ具合などどうにもならんだろう。自分で何とかしないとな。たいしたことじゃない。
手がおかしいのか、持ちかたがおかしいのか、両方か、手というより関節では?心配させるから母には言わない。
後ろの方に終わってからの表を書いたけれど、買うものに関してはどうなろうか。生活に要るものとLDプレーヤーぐらいならなんとかなるだろうよ。パソコンも学校で使うだろうと要る。そこまではいい。ソパソコンの周辺機器は?ソフトはまとめて買わせられるか。NEO-GEO関係は自分しかねーか。プレステなんぞを買わせられるか?そんなわけないよな。杖やバットみたいな要らんものもまたしかり。
まあいいや。あとで考えよ。予想だけじゃ何ともならん。情報なくして結論なし。
カメラ、デジタルスチルカメラ……要らねーよな。京セラのひとつありゃ。まあ使える。俺は高校時代とにかく情報を残したかった。それ以後はそうしないとしてはいる。情報量が違うもん。収集しきれない。まあ、ある程度はやるけどね。
パソコン+デジタルスチルカメラ、スキャナーなどを使って何をどうできるのか。そして俺にもできるのか。むずかしい問題だ。
この日のカネの動き
ペリカン便 -1,240
財布残高 2,318円
解説
胃が痛んでいる。魚の骨が刺さっているような感覚、痛むときと痛まないときがある、痛む位置が変わる、など典型的なストレス性の胃痛である。過去の記憶に対する怒りだけがストレス源だとこのときはまだ認識していた。
予備校終了後に買いたいものリストを手帳に書いて、それを眺めるだけでも悦びとなっていたとは、ずいぶんとささやかな楽しみである。それも飽きてきたようではあるが。