負債と過集中
1996年11月17日(日)
今日はPM01:25まですさまじい気合いだった。1分たりともムダにしなかった。途中、山田氏が部屋を覗いたらしいが気付かなかった(これこそ視野狭窄だ)。山田氏は、「すごい集中していた」と言っていた。
しかしカネも必要もないのに出かけた。『エルフを狩るモノたち』を買おうと。30分で用を済ませ、残り1時間で読むハラだった。この時点ですでにたるんでいるし、今日は負債の山でそんなヒマはないのだ。白山駅の横の武蔵屋は休日休業だった!ついでにCDの2階もやっていない!あきらめきれずに本屋を探す。ないな。千石まで来ちまった。本屋ぐらい駅前にある、と思ったが……。1軒あつたが休み。東京は個人商店の街だ。意外に不便だな。というす、ここは下町なのだろう。知らない街だが、札幌や帯広でも歩いているような気になる。いや、帯広はない。札幌だ。要するに田舎街だ。
地下鉄でもどる。定期区間外。カネ払う。白山に戻り、今度は白山上に行く。そんに都合よくあるわけねーと思ったが、開いている本屋があった。それなりの種類はあったが、『エルフ〜』はなかった。もういい、帰ろう。それから俺は勉強をしばらくしなかった。
姉からの手紙に返事を書こうとしてPM06:00まで。結局破棄した。ねぼけて、自分でねて、PM08:00までと、PM09:30まで、あとはなんとかやったが、英演1、英解1、英法1という大負債を次週に残してしまった。明日は医者。明後日は父訪問。さばききれるか?やってみせる!やるしかない!
今日は、シーツ洗った。朝やって、もう乾いている。実は、はじめてシーツを洗った。靴下8足あってもパンツはなかったり(洗濯ものに)。他にもおそろしいことあるよ。
この日のカネの動き
収入 姉より +5,000
交通 地下鉄 千石→白山 -170
コピー -50
財布残高 7,793円
解説
姉、当時は大学を出て大してたっていない若い社会人で、実家から離れて暮らして給料も大してよくなかったろうに、私の誕生祝いとして現金をくれている。たいへんな話である。このカネのかかる予備校、カネのかかる東京の私立大学、そして語学学校、大学院と、私は高校卒業以降、姉の何倍ものカネを親から得たかわからず、それはひどい不均衡なのだが、それについては姉は文句ひとつ言ったこともなく、それでいてカネまで送ってくれるとはまったく大変な話である。
山田氏はやはりどうしても私にちょっかいを出したいようで、また驚かせるつもりなのかわざわざ階の違う私の部屋まで来てドアを開けて中をうかがっている。しかし過集中状態の私はまったく気づかなかったらしい。すごい集中である。しかし息切れしたのか、フリータイムの放浪はいいとしても、帰宅してからはいまひとつであり、負債を消化しきれていない。授業の予習復習が溜まるとなかなか悪循環を断ち切ることが難しかったようだ。
私は室内では靴下をすぐに脱いでしまうので、8足の靴下は8日で費消したとは限らず、もっと短い気もする。しかしその間パンツを替えていないというのは、まあある程度の横着はしているにしても、風呂にも入っててパンツを替えていないというのも考えにくい。洗濯カゴではなくどこかに紛れていたのかもしれない。それはそれでおそろしい話である。。