TJ氏の寮の話
1996年11月18日(月)
また医者へ。アキバへ寄る。『大戦略V』の本を読むが、センチュリオンがない!昔の代物は片っ端から切りおったか。データ処理の問題もあろうが、さびしい……。すでに古典か。あと『IV』のときからおもっていたが、国別の生産型、あれじゃあ混成軍団にできない。インド、トルコ、ブラジルみたいな軍事大国を無視することになる。
念のため、2週間分の薬出る。液体の薬をやめたら……いてー。治ってない。
TJ氏の寮の寮監は再婚して、40代の息子よりも若い嫁もらって6才のガキがいる。エロジジイ、とのこと。しかも朝礼で、「番号!」と。軍隊じゃねーか。元突撃隊だそうだ。生き残ったのか。怒るし、怒鳴るし、謝らないし、寝ぼけて5時に音楽流して謝らねーし、何度も部屋に来るし、来たら片っ端から机など開けるし、夜寝ていると部屋入って部屋点検するし、すさまじいらしい。うちの寮監は例外的にいいらしい。いい寮に来たよ、ホント。まあ、艱難辛苦があってもいいが。
報告書切らした。もらわんと。8号館の前で、何か用がある気はしていた。
『エルフを狩るモノたち』買った。矢上よ、出世したな。『コンプ』で目を付けていたら……知っている作家が成長し、成功するのはうれしい。大阪産業大学か。しかも中退。すごい人だ(?)。苦労したんだな。いや、しているんだな。『エルフ〜』でとりあえずヒット。でも今はヒット作が世の中に多すぎて、なかなかメガヒットにはない。
この日のカネの動き
願書 日大 -850
マンガ エルフを狩るモノたち1巻 -590
医者 -570
薬 -1,350
水 -200
銀行 +5,000
財布残高 9,233円
解説
また十二指腸潰瘍の疑いのやつで医者である。痛みはなかなかとれなかった。また薬で様子見である。
TJ氏の寮が話通りならば、もう少し私の寮生活への印象が変わったかもない。この日記や友人たちからも手紙も、バインダーに綴じていたが、TJ氏の寮監ならそこまで見られて読まれ咎められていたかもしれない。だとしても、それなりに折り合いをつけて勉強して、日記はなにがしかの方法で隠れてつけ続けただろうけれども。それにしても83寮は、「例外的」かどうかは疑わしいが、とにかく、寮監の人柄がよくて優しく、人数は定数33人と寮監の目が行き届き寮生同士は連帯感を持てるほどほどの人数に収まり、多少の摩擦はあるにせよ本当に秩序を乱す悪い奴はおらず、本当によい環境で勉強することができたとしみじみ思う。
『エルフを狩るモノたち』の矢上裕は、創刊間もない『コミックコンプ』に投稿し、たびたび掲載されていた頃から読んでいたので、アニメ化までされるヒット作を出したとなれば、なにか心強い気持ちになったものである。それはそうとして、わざわざマンガ本を探して読むとは、たるんでいるのは言うまでもない。