冷え込んでた
1996年11月20日(水)


 冷え込んでたのでジャンパー(仮称)を着る。父が持ってきた軍用コート(仮称)はまだ大仰だ。ここらの人間はもう来ているがな。Tシャツ1枚減らすが、暖房の利いた教室でも少し寒いか?

 部屋に暖房入れた。ジャンパーが邪魔で動きにくいし、手が寒いと動きがわるい。能率わるし。だからやむなくな。

 今日は数日ぶりにサルだった。寝ていた。今日は気付かなかった。起きたら身体が冷えていた。この重装備で。以前、いや数日前はこのジャンパーの暖かさで眠り込んで、冷えもしなかったのに。

 やばいな、今週もダブついている。また日曜持ちこしか?今週は2連中なのでサボれるが、スタイルを変えた方いいかな。授業中寝るぐらいなら、自分でやってしまえ。ただし、その日やっているところをな。UO先生のは別ね。

 明日、手入れだ。掃除していこう。

 電話してみると、父は帰りに寮監と会って話したそうだ。やっているし、上がっている、大丈夫だ、とのことだ。父は姉にまで連絡したらしい。上がっていると。

 足痛し。昨日つったところ。階段降りるとき痛む。大したことはない。湿布腫れ。

 外でタバコを吸っていると、両国の腕章をつけた先生に注意されるらしい。気合い入っているな。
 高林氏、帰寮。おお、ナイワン(高校のときの友人のあだ名)。じゃねーだろう。どことなーく似ている。気がする。全然違うけども。

 パソコンも予算に入っている、と母。50万といってもダメとは言わなかった。さて……本体30万として、プリンター、フラットベッドスキャナ、MOドライブの最低限は可能だ。だが、CD-R、フィルムスキャナ、デジタルスチルカメラ、その他どさくさのソフトは無理だろう。CD-Rは極めて魅力的だが、専門知識が不可欠で、素人もOKのCD-ROM作成ソフトは12万もする。高すぎる。CD-Rを断念して、手軽で経済的なデジカメとフィルムを取り込むスキャナーとが欲しいところだ。
 思い出の品や書や写真は可能な限りMO(できればCD-ROM)に入れて金庫で保存した。自分に対する考古学だ。だが、そんなヒマあるか?1週間あればなんとか。来年の夏休みにでも。
60万までごまかせれば、CD-R以外手に入るのだが……。


この日のカネの動き

マンガ エルフを狩るモノたち3巻 -560
キャリーケース -463
水 ?

財布残高 7,650円


解説
 夏場はやせガマンに愉悦を感じて冷房を一切使わなかったが、冬が近づいてくるにつれて暖房は使わざるを得なくなってきたようだ。身体が冷えてカゼなどひくと一大事だ。だが、吝嗇ぶりを発揮して、主に重装備で対処して暖房はほどほどにしか使っていなかったはずである。体調を崩すまで、しばらくの間はそうしていた。
 PCについてあさましい皮算用をしているのはともかく、パソコン雑誌で読んだCD-Rドライブなる機械を、自分の輝かしい若き日の記録を残すために使いたいと思っていたようだ。しかし当時のCD-Rドライブは何もわからない素人がフォルダにファイルを突っ込んで「書き込み」ボタンをクリックすればいいというものではなく、相応の専門知識が必要だった。そして素人でも使える親切なソフトは、12万円もしたという。本体と変わらない値段である。それを考えるとCD-Rドライブがいかに当時の最先端機器で、個人ユースではごく一部のアーリーアダプターしか使っていなかったことがうかがえる。
 CD-Rは入学して少しするとSCSI外付けのものを分割払いで購入するのだが、そのときは6万円でソフトはバンドルで親切になっていた。そしてさらに学部時代の半ば以降になるとCD-Rドライブは普及し、DVD-Rドライブも出始めるのだが、しかしゼミの人間に「CDを自分で作る機械があるって本当か?そうすると市販の音楽のCDも自分で作れるのか?」とはじめてその存在を知ったような質問をされたのもし、普及というのがどの程度の範囲の話なのかはちょっとよくわからない。


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