医者へ。タクシーに乗る
1996年12月24日(火)
今日は皆と朝食。井上氏は昨日、39.7℃あったらしい。それで学校へ……おそろしい。
医者へ。タクシーに乗る。よく考えたら自動車なんて夏以来だな。王侯の乗り物か?確かに弾者よりも楽だし乗り心地がよい。でもカネがかかる。東京の景色も、車から見ると釧路、札幌とさほど変わらんね。
病院、イスから人があふれるほど。俺はやはりインフルエンザ。下手すると40℃までいくそうな。
電車で錦糸町アニメイトへ。吐き気でたまらん。『帝国華撃団』のアルバムがあるではないか。それと発売日どころかそのものを忘れていた『エヴァ』のCDも。買うけれど、500円玉×9+100円玉×2.アニメイトカードを新カードにまとめる。1枚を残して。さびしいなあ。スタンプラリーができない。
『帝撃』の音楽、けっこうイカスわ。楽しくなるぜ!
帰りもタクシー。行きは両国駅までだが帰りは目標がない。とりあえず東洋大学にしたが、知らん、と。たまらん。駅名を言ったら地図見ながらやっと着いたけれどもさ。気持ち悪かった。タクシーの中でもどしそうだった。このとき、結構キツかった。ポスターを「コンビニの景品」と言い張るために小細工として水を4リットル買った。そして寮まで歩く!汗だく。下の服、2枚や3枚当然。
夕食時の話。「理科大と同志社とで迷うのは、神奈川大と専修とで迷うようなもの」
この日のカネの動き
非常用資金放出 金額記入なし
タクシー -2,250
文具 ケースキャリー -463
内科 -530
12/22分 -1,840
預け金返金 +5,000
薬 -740
CD 帝国華撃団 -3,000
CD エヴァ・エディション -1,700
水 ×2 -473
財布残高 記述なし
解説
いつぞや父が寮を訪れたときに持ってきてくれたペットボトルの小銭貯金をついに解放した。金額のカウントはしていないが500円玉を相当含んでいたようである。小銭ばかりで札がないので500円玉ばかりで払われても閉口されたことだろうけれども、店でもタクシーでもそうした。なお、12/22に当番病院だったTJ病院で5,000円払っていたが、これはとりあえず5,000円預り金として、あとで精算する仕組みだったようだ。
インフルエンザの診断が出ているのに、店など歩き回っている。インフルエンザが危険な伝染病であり、時として命さえも脅かし、歩き回ると感染リスクをふりまくことになるという意識は当時はなかった。単に熱が出る質のわるいカゼ程度に認識していたのだろう。なお、井上氏は歯学部受験者ということでどうにか国公立歯学部に入りたいと必死の思いで授業に出席したのだが、それはそれですごい話である。
アニメイトのカードについては、スタンプで「アニメイト錦糸町」など地名の入ったスタンプを集めるのを悦びとし、いつか全国制覇したいとさえ思っていたが、つまらない磁気カードになってしまっていた。これは購買情報収集や顧客管理としては優れていたが、購買意欲をそそる面ではどうだったのだろうか。
タクシーの運転手は、田舎と違ってて適当な施設名を上げてもわかってそれを知っている可能性は低い。東洋大学の他には京華高校など他の白山の施設も挙げたが、どちらにしても、東京にいくらでもあり、しかも密集している学校・大学の名前や所在など東京の住民はいちいち知らないのであった。学校名を挙げること自体が、田舎者のやり方だった。むしろ路線名と駅名の方が、そこを知らないまでも運転手がシート脇に挟んでいる地図で調べて行きつくことがより容易だった。カーナビなど存在してはいたがまだまだ普及していないし、あったところで精度も検索性もとてつもなく低い時代の話である。