入試・國學院大學法学部
1997年02月06日(木)
藤田氏「坂本っち、今日どこ受けるんですか?」
坂本氏「東京電機大」
藤田氏「ええ!?」
迫水氏「東京便器大!?」
藤田氏「医学部あったん?」
坂本氏「医療機器」
ここで笑い。
坂本氏「社会福祉」
また笑い。
坂本氏「1校受かっておきたいし」
坂本氏「工学部のくせに15倍ある」
藤田氏「それは全国のバカが集まってきとんのや」
迫水氏「坂本っちのレベルは5倍ぐらいる昨年イバ大受かった人が、今年電機大オチたらシャレにならんぞ」
今日は國學院の入試。1年ぶりの入試だ。予備校に行っていたときより1時間遅く出た。AM08:00ちょい。すさまじい混み方。停車すると降りない人まであふれ出て、また詰め直す。俺もそこに突進し、人々を圧縮して乗る。自分も圧縮されている。手も動かせない。身体はほぼ完全に周囲の人と密着。ああ、こんな状態だからチカンが出るのか。そんな情けなく、ハタ迷惑なことやる奴の気が知れん。ニシンの缶詰だ。
中学か高校のはじめぐらいの女の子2人とその弟(中学生)、なかなかおもしろかった。電車の人のうねりに流されていく弟を呼び寄せ、「だっこするか?」みたいなことを。弟、うれしそうな顔。俺も姉や隣家の従姉たちと2年ぐらいの年齢差だったら、もう少し交流があったかもしれない。と思うなど。まあ俺はかばわれるのに反発するタチだが。
水道橋から降りて茶水へ行って、快速で新宿。そして渋谷と行くつもりだったが、新宿という中心地へわざわざ行くこともなかろう。予定変更。神保町まで行き、半蔵門線で直接渋谷へ。東京の住んでいるから出来る機転。どこの駅でどっちのドアが開くかまでわかる。
少し早めについた。校門の前で勉強。去年はしなかったよ。古文を読む。社会こそ直前の武器かもしれんが、脳を英・古の普段使わないコトバに合わせることも必要。
国。簡単。60分中26分あまった。現古ともに楽勝。まわりはみんなバカばっかに見えてくる(そんなことはなかろう)。
世。むずかし。というより俺の知識が不完全。さすが私大。
英。まあわからんこともないが、読みきれん。
この日のカネの動き
テレカ -1,000
のみもの 茶×2 -220
月刊誌 アニメージュ3月号 -600
水 -200
財布残高 22,097円
解説
いよいよ入試本番である。1か月前のセンター試験はほぼ使わず、ましてや現役時代は受かるわけがなく箸にも棒にも引っかからなかった。しかし10か月準備をして力を蓄えての今度の入試では、手ごたえを感じたようだった。得意の国語では「まわりがバカばっかに見える」と『機動戦艦ナデシコ』のホシノ・ルリのセリフを放言などしているが、しかし世界史は手ごわく、英語もなかなか侮れなかった。また、この試験中、大便をするために途中退出している。下痢だったはずである。途中退席に付き添ってくれた試験監督(年配のおそらく専任教員)に「緊張しているんだねえ」と安心させるようなことを言われもした。滑り止めだから腹が下るほど緊張するわけがないという失礼なことを思ったかどうかは定かではないが、こうした気遣いに対していい大学だな、と思ったりもした。
東京に住んでいるから東京の電車のことがわかるようなことを書いているが、まあ路線図を眺めたり、ちょっと乗ったことがある程度で空いていそうなルートに変えたのは、まあそれなりに機転が利いた。