急にさびしくなったな
1997年02月22日(土)
案の定、ヒマだ。学習院の合格発表のため出るまでヒマだった。
目白着。7037番はあった!学習院は落ちたと思っていたが……。
ここの学生に話しかけられた。彼も1浪。予備校は■■予備校だったらしい。握手をしてくれた。さすがに胴上げはここではしないが、けっこううれしいものだ。
金田氏はどっか行った。堀部氏、斉藤氏、林氏、高村氏など国公立組は出て行った。井上氏は明日。東京工業の田山氏は最後までいるらしい。彼は今日はじめて大学(慶応理工)受かって、ウキーとか叫んで喜んでいた。
高村氏、最後まで残った国立医学部。晴天君にあやかりたいと握手して出て行った。がんばれよ。
急にさびしくなったな。高村氏とは大した交流もなかったが、いないなると、永遠に会わなくなるなると、なにか大切なものを失った「かのような」気になった。別に胸に空洞とか言わない。ただ、寒かった。山田氏は明治からまっすぐ家に帰る。彼の部屋の名札はすでに剥がされていた。
この日のカネの動き
文庫 街で一番賢い猫 -680
雑誌 プレステゲームカタログ -980
文庫 戦場の指揮官 -800
食事 かけそば
テレカ -1,000
財布残高 記述なし
解説
これが唯一、私が大学に貼りだされた番号を見に行った合格発表である。なかなか手ごわい試験だと感じていたが合格していた。そうしたら在校生に声をかけられ握手されたとあるが、この学生、どうも不審だった。どうも目つき、顔つきに違和感を覚え、他人の手をとって握手しようとする異様な距離感。そして極めつけは、ここに入学するとも言っていない受験生に対して、「僕たちのサークルに行こう」と誘ってきたところ、そして指さした方角が学内ではなく学外だったことなどは、かなり胡散臭かった。もちろん、特に問題がないサークルでも勧誘に熱心ならば、新入生の青田刈りをすることもあろう。その正体はわからないが、断っても執拗に食い下がって連れて行こうとするなど、不信感を強く抱いた。「変な人はいない」と受験雑誌にあり、ここでは私みたいなのは浮くのではと危機感を抱いたが、これはカルトであろうとなかろうと十分に変な人であった。
そして私大受験のピークが過ぎて、人々が一気に減っていくのであった。