眼鏡っ娘学概論T
講師:緑果大学(GBU)助教授・伊佐坂眠井

伊佐坂の師匠よりのめがねっ娘です


注:この講義は、ダメ人間のダメ人間によるダメ人間のための講義です。従って訳の分からない内輪ネタや、かなりギリギリのパロディーや講師自身による独断と偏見などが飛び出す危険性がありますが、そう言った場合でも笑って後ろ指を指してやって下さい。
 なお、この講義を聴いて頭が悪くなることはあれど、けして社会のためになるような良いことは一つもありません、多分。
 眼鏡っ娘に興味が全くない、あるいは自分はダメ人間ではないと胸を張って言える方はこちらへどうぞ。 →ホームに戻る

第一講:眼鏡っ娘属性について

  壱:眼鏡っ娘の基本概念

 まずは眼鏡っ娘という言葉について説明を加えなければならないでしょう。『眼鏡っ娘』と書いて『めがねっこ』と読みます。場合によってはメガネッコとカタカナ表記する事もあるようですが、インフォシークなどの検索エンジンでも「眼鏡っ娘」で検索したら大量のサイトが出てくるので、どうやらこれがスタンダードな表記かと思われます。
 ただ、ここ、伊佐坂部屋にもたまに出現するumi氏は「眼鏡娘」と書いて「めがねむすめ」と発音します。これは彼が口にするとなかなか趣深い物があり、私自身も結構気に入っている呼び方であります。また、これの発展形である「めがねむしゅめ」と言う言葉になりますと、後述する「ロリータ属性」を多分に孕んだ言葉になると言えるでしょう。


 さて、少々脱線しましたが、「眼鏡っ娘」という言葉についての定義を私なりに定めてみたいと思います。


 第一の定義、これは眼鏡っ娘を語る上での最も基本となる事柄であって、当たり前と言えば当たり前なのですが『眼鏡をかけている女の子であること』です。
 従って私のような眼鏡っ娘好き好き人間は(←だめじゃん)眼鏡をかけている女の子が好きなのであって、別に構造学的に眼鏡は美しいっ!と叫んでいるわけではありません。そしてまた女の子と眼鏡を切り離して考えてもいけません。確かに眼鏡単品の場合とは違って、女の子の場合はそれだけでも萌える物があるのですが、眼鏡を装着したときの破壊力に比べたら、(私の中で)今一歩見劣りすることは否めません。


 さて、問題はここで生じてくるのです。眼鏡っ娘を扱う場合に必ず直面する問題とも言える、「眼鏡を取ったら実は美人」と言うやつです。これは王道と言えば王道なのですが、しかし真の眼鏡っ娘マニアとしてはNOと言いたいのです。


 この問題を考える上で、ディメンション、即ち次元のことを念頭に置いてみましょう。「眼鏡を取ったら実は美人」と言う現象が起きるのは、あくまでも二次元だけの話。つまり、女の子が目を眼鏡で隠す、牛乳瓶の瓶底眼鏡をかけている場合だと思うのです。(例を挙げるなら「同級生2」の加藤みのり、「みつめてナイト」のメネシス、最近では「ラブひな」の成瀬川なる等もこの範疇に含まれると思われます)
 それ以外の普通の目が透けて見える眼鏡をかけている娘は、(まあ、ギャルゲーなら当たり前のことではあるのですが)元々可愛いのです。彼女らにおける眼鏡を外す行為という物は、あくまでも印象の変化であって可愛いという事実自体は鉄板のように揺るがないのです!(断言)


 この問題における端的な例として、絵描きの友人の某I氏は、私が彼の描いた眼鏡っ娘のイラストに向かって「かわいい(はあと)」とのたまったところ、「元々可愛い娘が眼鏡かけてんだから当たり前じゃん。」と当前のように仰せられました。しかし私は、それでもやはり眼鏡をかけている方が可愛いと思うのであります、隊長!(血涙)


 コホン、えー、それでは次元の問題に立ち返ってみましょう。舞台を三次元に移してみたらどうでしょうか?私は某チェックで2.09次元人と診断され、身も心もすがすがしく平面なので別に三次元についてはどうでも良いのですが←(オイ)、三次元における眼鏡っ娘とは、むしろ「眼鏡をかけている方が可愛い」と言うことが往々にしてあるのではないでしょうか。


 確かに三次元で考えた場合、眼鏡をかけるという行為とは、視力が低下した結果もたらされたものであり、よって目つきが多少なりとも悪くなることは否めないでしょう。しかししかし、その目つきが悪い、と言うかとろんとした視線。ここら辺が目細好き、眼鏡っ娘好きの私の心の琴線に触れるのです。そう、即ち三次元世界における眼鏡は、目の細い女の子の微笑みを、より可愛らしく彩ることがある・・・それが「眼鏡をかけた方が可愛い」と言うことに結びつくのではないでしょうか?うきゅう。


 と、言う事で、眼鏡っ娘を再定義してみると、「眼鏡をかけた顔が可愛い」、もしくは「眼鏡が似合う」女の子と言うことが出来ると思います。


弐:眼鏡っ娘属性とその可能性

 さて、では眼鏡っ娘につきまとってくる属性とはどのような物があるでしょうか?貴方もいつ眼鏡っ娘になるか解りません、今のうちにしっかりと学習しておきましょう。
 単純に考えて、眼鏡っ娘と言う言葉から連想するもの、あるいは眼鏡っ娘を見て感じる属性には以下の物があると思われます。


 まず、「知的である」という事。眼鏡をかけているとどうしても頭が良さそうに見えます。眼鏡をかけていて頭が悪いのはのび○(ドラ○もん)や浦島景太郎(ラブひな)等のように男のキャラクターの場合にはしばしば見受けられますが、女の子の場合は得てして頭がよいようです。これは、後述する眼鏡っ娘の出現メディアと恐らく関係があると思われます。


 次に、「大人しそうに見える」と言う属性があります。この属性は、真面目そうに見える、地味、等の要素も絡んでくるのですが、この属性は、一概に眼鏡をかけたからと言って即ついてくる、と言うものではないように思います。
 例えば、かけている眼鏡が黒縁だった場合は、上記の「大人しそうに見える」と言う属性がスタンダードタイプの眼鏡よりもより一層高まり、逆にざあます系の眼鏡なら、この属性は低くなりますが、「真面目そうに見える」属性はより高くなり、新たに「ヒステリー気味」と言う属性が加わったりします。


 このように、属性によっては、かけている眼鏡の種類によってプラスとなったりマイナスとなったりする場合があると思われます。(表1参照)

表1:眼鏡の形状とそれによる印象の変化
(伊佐坂の独断による)

いめえじ

眼鏡の形状

与える印象の変化

スタンダード

大人しい+
真面目+
知的+
クラスメイト+

マニア+(小)
お嬢様+(小)
地味+(小)

黒縁

大人しい+(大)
真面目+(大)
知的+
文学少女+
図書委員+

地味+(大)
ミステリアス+(小)
孤独+(小)
マゾ+(小)
お父さんっ子+(小)

丸眼鏡

大人しい−(小)〜(大)
人なつっこい+
マニア+
ボク女+
ロリータ(童顔)+
妹+

電波+(小)
新聞部+
情報通+
友達+
関西弁+

鼻眼鏡

大人しい−(小)
マニア+
電波+
童顔+
関西弁+(小)

写真部+
ボク女+(小)
情報通+
ミステリアス+(小)

ざあます系

ヒステリー+
真面目+(大)
知的+(大)
アダルト+
先生+

サド+
メイド長+
行き遅れ+
禁欲+

瓶底(ぐるぐる) 

ミステリアス+(大)
真面目+
知的+(大)
電波+(大)
マニア+(大)

科学部+
アニメ声+
地味+
孤独+
学級委員+

ゴーグル(笑)

サイバー+
パイロット+
男装+
未来+
長官+
セーラーマーキュリー+(笑)

注:ボク女とは、自分のことを「ボク」と言う女の子のことです。
 
 
 以上の表から解るように、形がスタンダードな場合が、一般的な眼鏡っ娘のイメージであって、それ以外の形をしている場合は、それぞれ形の応じたイメージが形成されることが解るでしょう。


 黒縁であれば、眼鏡っ娘の地味さ、大人しさがより強調され、それに伴って気弱そうな性格というイメージが生まれ、やや不幸系のキャラクター造形になりやすいのです。また、どう言うわけか、眼鏡の縁を黒縁にしただけで、文学少女というイメージが強くなるように私は思います。


 二次元ならではの、大きな縁なしの丸眼鏡や、鼻眼鏡は眼鏡っ娘ならではの大人しい、真面目といった印象よりはどちらかというと、眼鏡の持つマニアな側面がより強調されると思われます。


 マニアな女の子が、現実世界においても、結構年齢不詳であるように、これらの眼鏡っ娘達は童顔に見える傾向にあります。これらの眼鏡の持つやーらかい曲線が、女の子全体をぷにぷにさせて見せるためかどうかは解りませんが、特に丸眼鏡の女の子は、「妹属性」を持つ場合もあるようです。


 ざあます系になると、これは今まで以上に真面目、知的な側面が強調されると同時に、黒縁眼鏡の女の子の持つ、弱々しい雰囲気や、丸眼鏡や鼻眼鏡の女の子が放つ独特のはにゃんとした雰囲気とは逆に、厳しく、更にはアダルトな雰囲気を醸し出すことになります。一方で、周りに男性の影がないためか、禁欲的なイメージがつきまとい、それが解放された途端に・・・と言う手法も良く見受けられます。


 瓶底眼鏡は、前述した「眼鏡を取ったら実は美人」と言うケースのお膳立てをするほかに単独ではミステリアスなマニアでありながら、知的かつ真面目、と言う学級委員や生徒会役員的なキャラ造形をされることが多いようです。丸眼鏡や鼻眼鏡の女の子が、オープンに友達感覚でマニアな会話を振ってくるのとは逆に、瓶底眼鏡の女の子は、(一見)排他的で、裏で何をやっているのか解らない部分がある子だと言えます。


 ゴーグルは・・・眼鏡じゃないってば。


 何はともあれ、一口に「眼鏡っ娘」と言ってもそれには様々なタイプがいることが、今回の講義でご理解いただけたかと思います。エー、今回の講義はこれにておしまいです。

 
 次回は、眼鏡っ娘属性と他属性の相性について論じてみたいと思います。

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