last up date 2003.07.20


 市販の単3アルカリ電池に対応していることを第一条件、コンパクトなのを第二条件として選定。マクロに弱い、薄暗いところではAFが極端に利かないなどの弱点があり、廉価であった。そこを割り切って購入。
 このA303は初めてデジカメを買う初心者向けの品で、操作は極めて単純。電源とシャッター以外触らない類のカメラである。廉価だがアルゴリズムは優秀で、フルオート撮影でもそれなりに撮れる。他人にシャッターを頼んでも操作を聞かれず、他人の手によるミスも少ないので重宝した。
 私が使うカメラとしてはこの程度の品で十分なのだが、旅行好きな私としては動画に音声が付かないことと、リモコンに非対応なことは不満だった。使いやすく電池も入手しやすかった為、一時はベルトのホルスターに入れて携帯し、メインカメラとして使用した。しかし細かいこだわりを持つと使えないカメラでもある。C750とXtの購入によって存在意義を失い、譲渡。




モデル名

富士写真フイルム FinePix A303

所有期間

2003.03〜2003.07.12


有効画素数

324万画素

撮像素子

1/2.7型 CCD

 ハニカムではないが、このクラスではスタンダードな性能を見せる。


記録メディア

xDピクチャーカード

 富士フイルム・オリンパス共同開発の小型メディア。小ささを最大の特徴とするが、このA303は35mmフィルムカメラユーザーに使いやすいサイズというコンセプトがあるため、xDである必要はない。もっとも2003年6月現在、xDカードのサイズを活かした小型デジカメは登場していない。


光学ズーム

3倍

レンズ焦点距離

38mm〜114mm(35mm換算)

 標準的な光学ズーム。


撮影感度

ISO100相当

 暗いところではちょっと弱い。全天候性にはやや欠ける。


シャッタースピード

1/2秒〜1/2000秒

 夜戦向きではない。


セルフタイマー

約10秒

ワイヤレスリモコン

非対応

三脚ネジ穴

あり

 富士フイルムのデジカメでリモコンに対応しているものは2003年6月現在ない。だが、リモコン非対応なのは別の買い換えたくなるほどの不満だった。ただダイヤルを合わせるだけでセルフタイマーモードになるのは、簡単でよい。


ストロボ発光モード

オート
赤目軽減
強制発光
発光禁止
スローシンクロ

 必要十分。ストロボボタンは独立していて、使いやすい。


液晶モニター

1.5型 TFTカラー液晶 約6万画素

ファインダー

光学

 他のデジカメと比べれば安物の部類に入る液晶だが、問題はない。
 銀塩ユーザーのデジカメ入門機としての色彩が強いので、光学ファインダーもしっかりある。


動画

QuickTime Motion
JPEG音声なし、10フレーム/秒、時間制限無し

 単3電池仕様のエントリークラスで動画に音声がつかないのは珍しくないが、これは不満であった。これも買い換えを促す動機にはなった。


電源

単3形アルカリ乾電池2本
単3形ニッケル水素電池2本

 リコーRCD-500の専用バッテリーは消耗が激しいため予備バッテリーを2つも購入したが、次のG3に専用バッテリーは継承されなかった。数千円の専用バッテリーを購入しても、カメラ本体を換えれば役に立たず、また、外出時・旅行時にも充電が面倒。そのため、このときは電池の汎用性を絶対条件にデジカメを選んだ。




サンプル画像


戻る