last up date 2010.03.25


 コンパクトに特化したデジカメとして購入。日常の常時携帯時はもちろん、非日常の旅行やイベントでもこの薄さは重宝する。手や首に大きなカメラをぶら下げていると何をするにも邪魔になり、並のコンパクトカメラはベルトに装着しても厚みが邪魔になる。しかしXtは薄いため、ベルトに付けてもまったく苦にならない。そしていつでも取り出し、すばやく撮影できる。

 これで画質が劣悪ならば小さかろうと価値はなくなるが、そこそこ実用的な画質を持つ。旅行などの大切な写真を撮るにも耐えられるレベルではある。そのため、最も使用するデジカメとなった。

 ただし夜戦にはまったく向かない。アルゴリズムが弱く、少し暗い場所だと色調が良くない。AF補助ライトもないため、ピントも合いにくい。AEも絞りが暗めになる。さらに、ストロボの光量は少なく、せいぜい1〜2m先までしか役に立たない。

 が、それでもかまわない。暗い写真でもレタッチすればなんとかなるし、ストロボが弱くてもスローシンクロで手ぶれを堪えれば写らなくはない。このデジカメはいわば、いつでも携帯して抜き撃ちもできる拳銃のようなものだ。それも.38splか.380ACP程度の護身用の域を出ない代物と言えよう。つまり、もっと高性能な中〜大型デジカメの補助として帯びたり、あるいは身軽に出歩いて気が向いたらちょっと撮る程度の使い方こそがふさわしい。つまり、こだわった写真を撮るカメラではないが、日常のちょっとした記録やメモ代わりには必要十分なカメラと言える。

 身につけて愛用してきたカメラだったが、バッテリーバッテリーの結果も著しく、今後使うことはないと判断し、2010年3月、引っ越しに当たって処分。




モデル名

MINOLTA DiMAGE Xt

所有期間

2003.06.28〜2010.03


有効画素数

320万画素

撮像素子

1/2.7型 CCD

 このサイズで300万画素クラスは事実上最小。画質=画素数などとは思わないが、トリミングしてサイトに載せることが多いので画素数は300万はあった方が助かる。


記録メディア

SDメモリーカード、MMC

 CFとxDしか所有せず、またCFとxDのメディアリーダーまで買い込んでいる私としては、第3のメディア導入には抵抗があった。しかしコンパクトに特化したカメラ選びで、SD以外に選択肢はほとんどなかった。


光学ズーム

3倍

レンズ焦点距離

37〜111mm(35mm換算)

 このサイズのボディに3倍ズームを詰め込んだのは素直に評価できる。レンズがせり上がらないのは、コンパクトに特化したカメラとしては大変便利。狭い場所での撮影などで、引っかけることもない。


撮影感度

オート(ISO50〜160相当)、ISO50/100/200/400相当

 それほど画質は求められない類のカメラだが、そこそこ設定できる幅は広い。


シャッタースピード

4〜1/1000秒

 シャッタースピードはやや遅め。4秒まで遅くできるのは遊べる。


セルフタイマー

約10秒

ワイヤレスリモコン

非対応

三脚ネジ穴

あり

 あくまで常時携帯用のサイドアームなので、リモコンは必要ない。セルフタイマーはショートカットを作らないと一発ではセットできない。このサイズで三脚ネジ穴を省略しない点には、カメラメーカーとしてのこだわりを感じる。


ストロボ発光モード

自動発光
赤目軽減自動発光
強制発光
発光禁止
夜景ポートレート(赤目軽減)

 ストロボにもそれなりに凝っている。けれどもボディもバッテリーも小さいので、光量は少ない。


液晶モニター

1.5型 TFTカラー液晶 約11万画素

ファインダー

光学

 液晶は小さくもなく、標準的。
 このサイズで光学フファインダーを省略しない点には、好感が持てる。


動画

QuickTime Motion JPEG
音声付き、15フレーム/秒、時間制限無し

 OptioSも常時携帯用カメラとして候補に挙がったが、動画に時間制限があったためXtが軍配に上がった。


電源

専用リチウムイオン充電池

 この種のカメラでは、専用バッテリー以外に選択肢はまずない。汎用性があるのは、SONYのUシリーズの単4電池ぐらいか。Xtの購入に際しては予備バッテリーも1本つけた。このXtは長く使う予定であるし、DiMAGE Xシリーズ共通バッテリーなので、一本ぐらい買ってもよかろう。ちなみに、ホルスターには予備バッテリーを装着できる。


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