last up date 2002.08.22
gook
(1)(名詞)小鬼、東洋人、アジア人、黄色い奴、南洋人、土人、見せ物小屋の珍奇な人や動物。
まあとにかく、日本人を含めたアジア・太平洋の人々に対する蔑称である。「東洋のクソ畜生」「アジアの小悪魔野郎」ぐらいの相当な悪意を帯びたコトバである。「いくらぶっ殺しても虫けらのように這い出てくる」「いくらぶっ殺しても構わないクズゴミ」のようなニュアンスもある。アジア人が周囲でgookと聞いたら、危険が迫っていると解釈してよい。
このコトバは、朝鮮戦争やヴェトナム戦争で米軍兵士によって多用された。特に朝鮮戦争では、コリア語で「国」をgookとローマ字表記することから普及したとされる。コリアンにとっては大変屈辱であったことだろう。
(2)(形容詞)アジアの、東洋の、外国製の。
つまり、アジアの産物や製品がクソゴミなゲテモノ、粗悪品だという悪意に満ちたコトバ。(1)から発生した形容詞。
(3)(名詞)べとつくもの、粘り気のあるもの、泥、ひでえ食い物、ゲテモノ、厚化粧、粗悪品、安物、ゴミ、クソ、クソゴミなこと。
音の感じから発生したコトバとされる。(1)とどちらが早く発生したのかは不明。
(4)(名詞)淫売、売女、浮浪者、乞食、うすのろ、バカな奴。