last up date 2004.01.17


毀誉褒貶(きよほうへん)
 褒めたり貶したりすること、あるいは褒めたり貶したりする世評。
 政界を評するのによく使われる言葉である。派閥の力学や領袖との力関係、さらには世論の趨勢如何によっては、これまで褒めていた人物を貶しもするし、貶していた人物を褒めもする。政策理念の可否よりも、個々人の皮膚感覚と共同体意識、そして領袖の胸三寸でもって派閥が形成されて人事にも影響を及ぼし、国民も思想や理念、見識よりも人格でもってのみ政治家を見る傾向にある日本では、まさに政治の世界は毀誉褒貶と呼ぶことができよう。


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