last up date 2002.12.05
常夜灯(じょうやとう)
(1)神社仏閣などで一日中つけておく灯り。境内に見られる石で出来た灯籠のような物体がそれである。かつてはロウソクや菜種油を燃やしていた。現在では電灯が仕込まれていることもあるのだが、ただの石やコンクリートの物体として設置されているだけの場合も少なくない。
(2)寝る際につけておく灯り。居室の蛍光灯のヒモを引っ張ると、蛍光灯が半分消えて、次に引っ張るとオレンジ色の光をともして点く小さな電球がそれである。寝るときにはこの常夜灯も含めて完全に消して、暗闇で寝る習性の人間もおり、常夜灯をともして寝る人間もいる。その比率は不明。少しでも明るいと寝られない、夜中歩く際に危ないなど、それぞれに理由があるようだ。ただ、暗闇派の中には、「常夜灯を点けて寝る」という発想があることそのものを理解しない人間もしばしばいるようである。こうした人間は、なぜこのような電球が考案されて、蛍光灯に付属しているのか考えたことはないのであろうか。
ちなみに野外活動用の懐中電灯にも、この機能を持つものがある。