last up date 2002.12.05
手榴弾(しゅりゅうだん)
ピンを抜くなどして簡易に発火させることが出来、手で投げる爆弾。旧軍では「てりゅうだん」と読んだが、意味は同じ。炎を巻き上げて大爆発し、敵兵士が吹っ飛ぶ様をイメージされがちだが、実際にはせいぜい煙と砂埃を巻き上げる程度の爆発しかしない。外殻の破片や内蔵されているベアリングなどを撒き散らし、それによって敵兵を殺傷する武器である。
形状は木製の柄の付いた型、パイナップル型、ボール型、円筒型などがあり、点火方式はピンを抜くもの、ヘルメットや石に打ち付けるものがある。点火から爆発までの時間は、0秒から10秒以上とバリエーションがあるが、概ね3〜5秒が一般的。投げ返されないよう、電気衝撃信管のついたものもある。
特殊なものとしては、焼夷手榴弾やスタングレネード、対戦車手榴弾などがあるが、単に「手榴弾」というとき、通常これらのものは指さない。