last up date 2002.12.05


たそがれ
(1)夕方の薄暗い時間。日暮れ時。漢字で書くと「黄昏」だが、語源は薄暗くて人が見分けられなくて、「誰そ彼は」と問うたこと。そのため、「誰彼」と書いても間違いではない。万葉集にも、 10巻2240の「誰そ彼と吾をな問ひそ九月の露に濡れつつ君待つ吾を 」や、11巻の2545の「誰そ彼と問はば答へむすべをなみ君が使を帰しつるかも」などに、その用例が記されている。



(2)夕暮れ時、日没から転じて、物事が終焉に近づきつつある様、衰え滅び行く様。



(3)感傷に浸る様、あるいは感傷に浸ること。夕暮れ時に、物思いにふけっている図から発生したであろうコトバ。現段階(2002.08.27)では、正統なコトバと認められておらず、俗語としても辞書に記載されてはいないが、いずれは普及していくことが予想される。


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