last up date 2003.04.07


подзол(男性名詞・パドゾール)
 冷帯の針葉樹地帯に見られる鉄やアルミニウムの砂の多い酸性土壌。灰白土。十分分解されない状態の針葉樹が腐植状態で堆積して発達する。農業を行うのには栄養分が乏しい。
 この土壌が多く、また全体的に降水量が少ないロシアは、長らく農業国でありながらも生産性が上がなかった。近代までロシアの農業生産は、農民自身が食べる分と翌年への種もみと、領主への税をまかなうのがやっとで、飢饉もしばしば発生した。余剰食糧はなかなか出来ないために購買力が付かず、そのために農業国でしかいられなかったとも言える。ソ連時代には、肥料による土壌改良や機械化が推進され、農業の生産性は向上している。


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