禁欲生活の中で、サクラ4
2002年04月19日(金)
研修の日程の都合で、珍しく金曜が休みになった。
しかもこの休みは日曜まで続くという。
2泊3日のこの期間、研修所は外泊を認めた。
関東近隣の人々は時間をかけて実家に帰ったり、友人を訪ねたものだが、遠方の人々は寮でヒマをもてあますこととなった。だが、私は東京に6年間暮らした人間。ツテはある。再び、大学時代の後輩・美津濃氏(仮名)宅を訪ね、世話になることとした。まさか、再びここに泊まれるとは思わなんだ。
平日故に、美津濃氏は大学講義を受けていた。
ちょうどよい。私は大学へと繰り出した。久々(と言っても3週間前に来ていたような気がするが)に足を踏み入れる母校。工事中ということもあり、様相は多少は変わっている。だが、中央大学の多摩キャンパスは、そうそう変わるものではない。私の内面はどう変わったか?背広に社章を付けてキャンパスに足を踏み入れた私は、ヒゲをキレイに剃り、心なしか背筋も張っていた。学生ではないということを、意図的に意識しているということか?
新勧のための出店を訪れ、指揮を執る無名氏と言葉を交わす。その後、学食の後輩連中が集まっている場所へも足を運んだ。イタルン(仮名)など、何人かの後輩としばらく話した。皆、それほど変わっていない。変わったのは私か。私は研修所での軍隊流規律訓練なんか話して、いいネタとする。このぐらいは話しても当たり障りないだろう。
また、別の後輩は、私の顔を見るなり話し込んできた。曰く、「**が未だに部に介入してきて困る」というもの。OBにはOBの位置というものがあるのだが、それがわからない者は毎年出現するのだ。まいったなあ。私は決して部に干渉しないが、他のOBに働きかけられるほど今の私はヒマではないのだ。とりあえず、状況を聞き出し、軽くアドバイスするに止めたが。
さて、講義を終えた美津濃氏と合流して、美津濃氏が新勧の事務処理を終えるのを待って、モノレール駅に向かった。美津濃氏宅には、「サクラ4」が待っている。美津濃氏は、アメリカから逆輸入した数少ない新品のドキャ本体を購入し(今までは借り物でプレイしていた)、さらに「サクラ4」も購入したのである。ついに大神が結婚を意識しはじめるという今作、これはやるしかない。
ちなみに私が生活している研修所の寮には、テレビはある。マンガなどもその堂々と持ち込める。だが、一人部屋ではないため、テレビでその筋の番組は観られないし、外出が制限されているのでマンガなんぞも買うことはほとんどない。第一、一日のほとんどが研修で、研修終了後も書類書きや点呼で忙しい中、趣味に時間などかけてはいられぬ。私は、携帯電話でごく少数のサイトを観ること・メールを打つことだけが趣味という、禁欲状態にあった。
禁欲状態というと、予備校時代の寮を思い出す。予備校の寮は、テレビはなかったし、マンガ等の持ち込みは厳しく取り締まわれていた。そのため、昼メシを抜いて、秒刻みで時間を計ってアニメイト錦糸町店をひやかすのが大変な娯楽となったものであった。そこで観るポスターや販促ビデオは随分と刺激的に見えたものであった。さらには、記憶を掘り起こして、自分が実家に持っているマンガ・ビデオの一覧表を作ったり、アニメ全話のストーリー要約を書き出す、などということも娯楽であった。そんな禁欲状態に於いて邂逅した作品ないしキャラは、長年に渡ってハマることとなった。例えば「機動戦艦ナデシコ」のルリなんかはその典型である。たまたまアニメイト錦糸町店で目にした「サクラ大戦」のプロモビデオ。あれを耳にしたときの感涙は今も忘れない。
そして今、この研修機関に於いては、「サクラ4」・・・というかコクリコにハマるのか?
まあ、「3」で十分にハマっているのだが。
貴重な時間を使って、コクリコ・シナリオをクリアしたが、やはりよい!
コクリコにハマり直したわい。
あまりその理由や、私の心情などを書き記しするは憚られるのでよしておくが・・・。
ついでに、ドキャ版の「綾波育成計画」もプレイしたのだが、これはバッドエンドであった。
綾波もまた、よい。
ちなみにこの日、「ぴたテン」「ちょびっツ」などの新番組のビデオも上映された。
なるほどね・・・。