自家用自動車入手セリ。されど・・・
2002年06月08日(土)
大学1年の夏休みに教習所へと通い、12月に取得した普通免許。帰省時に親の車を触ったり、レンタカーで旅行する程度しか、ハンドルを握ることはなかった。多摩の街を自分の車で走り、大学のアホどもを満載し、所属部会のエモノである棒や道着を詰め込み、自動車行軍・・・などという様は、なんども思い描いたものであった。まあ、本当はボンネットトラックの荷台に、棒や日本刀を掲げた与太者を満載して殴り込み、などという図を想像していたのだが。
何にせよ、多摩と言えども地価の高い東京にて、一人暮らしの学生が自分専用の自家用自動車を持つのは難しかった。
5年の学生生活を終えて、私は北海道に配属された。
まだ当分車を所有することは考えていなかったが、諸事情があって車を急遽買う必要が出てきた。
そして親類のツテで、格安にて手に入れたのがこの車。
こんなにもあっけなく自分一人の自動車を所有するに至るとは。
願わくば、学生時代に欲しかったものだが、それを言っても詮方ない。
今ある自動車を活用するのみである。
ちなみに車は、ホンダ・ラファーガ。
1993年モデルの2.0Sである。
2000ccの直列5気筒エンジンをFFながら縦置きし、そのため動力はかなり妙な経路を通ってタイヤに伝達される。オイルパンをアクスルシャフトがぶち抜くとは、奇特な車である。さすがはバブル期の車。よくわからんところに凝っている。
そしてラファーガはほとんどすべてがATなのだが、私が入手したこの車は希少な5MTである。
ガソリン・エンジンのMT車。
実はペーパードライバー歴5年間の間に、ガソリンのMTは大学時代に冷蔵庫を輸送した軽トラと、先輩のГ氏(仮名)のミラージュしか経験がない。ちなみに教習所のMTはすべてディーゼルであった。ディーラーから自分の家まで車を運んだだけでも、かなり危なっかしい運転をしたものである。エンスト、急発進・・・。
これは前途多難である。
まあ、乗って慣れるしかないのだが・・・。
車の前で。実は病み上がりというか、健康状態がすぐれないので顔色がよくない。手に持っているのはマグライトの単一電池を6本使用する大型のもの。夜間の野外行動にはかなりの威力を発揮する。これは車の常備品にしたい。 |
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本当にマニュアルミッションである。ATならば楽で快適なのだが、事情があってMTに。苦労して慣らしていくしかないだろう。 |
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常備品は、マグライトと道路地図。 |