アキバと粉菓子
2003年02月05日(水)


 先日までに吶喊作業で関東に於ける用件を片付けたため、今日は午後から時間をとることができた。こうなれば、行うことはアキバ行軍である。北海道にも店はあるし、ネット通販もある。入手できる物品に於いては、東京と北海道との格差はなくなってきてはいる。だが、それでも目の前に品物が陳列されている店は違う。ネット通販には記載されにくい物品もあるし、目で見て探す楽しみもある。

 数ヶ月ぶりのアキバ。私は、あまりカネを落とさない人間なのだが、この日は少々散財をした。書籍が主だが。

 平日の昼間から秋葉原を徘徊する人々。

 買ってすぐに、私が首からぶら下げていた代物。二次元的にはあまり見えない。美津濃氏が下げていたものは、あからさまに二次元的であったが。

 軍隊の認識票にように、こすれて音が出ないようにゴムでエッジを包まれている。だがプレートの仕上げはよくなく、最初から傷がついていた。

 あさりよしとお氏に熱心な美津濃氏が購入した物品。氏の作品はかなり人を選ぶセンスものだが、美津濃氏は気に入っているらしい。


 夜はわりと離れたスーパーまで買出しに行って惣菜なんぞを喰ったのだが、半値以下で売られていた特殊菓子を思わず買い物カゴになげ込んだ。コマーシャルなんかではしばしば見るが、実際に買って遊んで喰らうことなどまずない類の代物だ。

 粉を練って遊ぶ菓子。有名な「ねるねるねるね」ではない。カネボウフーズの「むにゅっとでるで〜る」という商品である。

 調合用容器と、注射器のようなあやしげな器具。粉二種類。アイスについてくる木のヘラ。まずは容器に水を入れて・・・。

 「1ばん」と書かれた粉を注ぐ。少しずつ容器の水と混ぜ合わせると、黄色い粘性の物体に。ゲル状ではなく、水を吸って重い粉という程度。

 それをヘラで注射器もどきに詰める。もはや食品とは思いがたい。全分量はなかなか詰めることができず、ピストンで圧しながらである。

 粉を詰めたら、一気にピストンで圧し出す。麺類にように、黄色い粘性の物体が細長く・・・。これは「バナナ味」だそうだ。

 今度は「2ばん」の粉を水と混ぜ合わせる。今度は水色になった。幼少期の粘土遊びを思い出す。

 さっそく注射器もどきに詰め込んで、ピストンで押し出す。先の黄色いのが残っていたらしく、水色と黄色二種類の「麺」が出てきた。

 拡大するとよくわかる。途中からはすべて水色になった。

 ちなみにこの水色のは「りんご味」だそうだ。それにしてもこの光景、ガキの粘土遊びにしか見えなくなってきた。

 「バナナ味」と称する方は甘い香り、「りんご味」と称する方はクエン酸の味。さほど甘くはなく、どちらも粉っぽい。

 さて、最後に2種類の「麺」を注射器もどきに詰め合わせて圧し出し。これを繰り返す。ますますもって粘土遊び。

 やがて二つの「麺」は、黄緑色の物体になった。これが「メロン味」だそうだ。二種類の香料が相殺して、粉っぽいだけのような気もするが。

 儀式の後。

 なにはともあれ、47円分は楽しませていただきました。スーパーも持て余している在庫を買ってもらって、大助かり。


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