野望筺
2003年06月24日(火)


 今日帰宅すると、宅急便の不在通知らしきものが挟まっているではないか。無知蒙昧にも「遅くて、ちょっとばかり安く、サービス劣悪」という札付きの通販店に申し込んでしまったデジカメが、ようやく届いたのか。と思ったがそうではない。日本文芸社からの品を大家の**様にお届けしました、とのこと。日本文芸社からの届け物。これは全巻購入者特典の「野望の箱」に違いない!
 「野望の王国」とは。肉弾の暴力、カネの暴力、そして情報収集と操作の暴力!あらゆる暴力でもって、東大生が天下を支配する野望のために極道組織を乗っ取り、勢力拡大を目指す秀作である。大学一年次に同期の男に勧められて読んだはいいが、絶版になって久しいために先を探すことは困難を極めた。しかしコンビニ販売の廉価版で1冊出るや否や、大盛況のためにすぐに完全版が復刻された。もちろん私は全巻購入。その特典が届いたのか。大家のところに!
 まあ、ただの箱、大したことはないのだが、まさか「野望の箱」などと外側の段ボールにまで印刷されているとは思わんだ。大家は何事かと思ったことか。まあ知ったことではないが。


 早速組み立てる。と言っても、平らになった箱を開いて、底板を入れるだけで完成。










 すばらしい。ほれぼれする出来である。
 まさか内側に、今正に絶叫せんとする血と汗にまみれた野郎どもの気迫の顔が描かれていようとは。
 部屋のインテリアにも最高である。


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