美津濃氏宅奇襲
2003年07月21日(月)


 黒天使氏(仮名)宅を朝出て、途中の乗り換えで課長(仮名)と別れた私は、なぜか大学時代の後輩・美津濃氏(仮名)宅へと向かった。先日は彼からも誘いがあったのだが、黒天使・課長両氏との先約があったため断ったのだ。もしかすると別の客でも呼んでいるかもしれないし、留守かもしれない。それに十中八九寝ているだろう。だけれども睡眠不足で寝ぼけた私は、美津濃氏宅のすぐそばにあるコンビニまで来てはじめて電話をかけた。「**駅近くまで来ているんだけど、寄っていいか」と。美津濃氏は今さっき起きたところだと言い、快諾してくれた。「すぐ行く」と言って私はわずか1〜2分後に美津濃氏宅へ押し掛けた。




 美津濃氏宅ベランダに棲息する猫は、定位置でまだ眠っていた。



 美津濃氏宅を訪れたら、まずはパソコンをつける。それにしても、いつ見ても面妖なディスプレイ回りで。


 さて、いきなり訪れたはいいが、何をしたものか。まずは足下に散らばっていた「魔探偵ロキ」の単行本を通読する。先日美津濃氏が持参したときは、わずか3冊だけで、しかも途中からだった。ただでさえわかりにくいこのマンガ、それではまってくもって何が起きているのかわからなかった。けれども、こうした注意深く1巻から通読してみると、なんとかストーリー展開やキャラクターについて理解できるものである。そこで、ちょっとキャラクターのことについて美津濃氏と話してみたが・・・彼はスピカとフェンリル・ヨルムンガンドの関係について知らなかった・・・。「ロキ」がいかにわかりにくいマンガであると言えども、これはちゃんと読んでいればわかることなのだが。以前、美津濃氏が「朝霧の巫女」に於ける、忠尋とこまとの関係について知らなかったことにも愕然としたものだが・・・。彼は推理小説を後ろから読み、はじめて見る映画でも平気で早送りするような男。やはり飛ばして読んでいたか。
 だが、私も重要なキャラクターを前回は読み飛ばしていた。美津濃氏はスクルドがいいとかいっていたが、レイヤこそがこのマンガの価値の九割以上を占めると、今日、はじめてわかった。喫茶店での客寄せに於いも秀逸なセリフがあったし。いやはや。



 そして「三国志IX」なんぞで新武将を登録して殺し合わせるなどして随分と時間はすぎた。昼飯はまたしても美津濃氏がつくってくれた。いつもすまんのう。そして晩飯はスーパーで半額弁当。睡眠不足状態で美津濃氏を出たが、今回はまた、随分と家を空けたものである。


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