午後、DVD-RWドライブ譲渡
2003年09月13日(土)
くさ氏と別れてから私は、PCパーツショップでUSB2.0・IEEE1394兼用ポータブルHDを購入した。ACアダプタなしでも使える、取り回しのいい外付けHDだ。これがあれば、3台ある私のPC間でデータをやりとりするのに便利である。特に大きな動画ファイルなんかを扱うのに、いちいちDVD-RAMやDVD-RWに焼き付ける必要がなくなる(セキュリティに自信がないため、LANは組んでいない)。
それに、MTV-1000搭載のビデオ専用機「Каеде」で、DVDを焼くことなぞはほとんどないのだ。ドライブを遊ばせておくぐらいならば、有効利用した方がよい。その有効利用とは、今正にドライブを必要としていそうな人に、譲ることである。
その相手は大学時代の後輩П氏(仮名)。彼はCD-RWドライブが故障してデータのやりくりに苦慮していると聞いている(そのCD-RWドライブも、私が進呈したものだったような)。それに彼には、先月の旅行でご実家や祖母のお宅にまで泊めて頂き、そして大変な歓待を受けた。本来は、ご実家あたりに某かの粗品を包んで送るのが筋というものだが、後輩当人にモノを進呈してわるいということはあるまいて。
連絡をして待ち合わせ、П氏の最寄り駅に到着して数分。П氏はターミナルに止まったバスから降りてきて、「では行きましょう」と今降りたバスへと私を案内する。豪勢な車での送迎じゃ。1000万はくだらんことであろうて。しかも運転手付きとは。よく、「ヴェガスへ1万ドルの車で乗り付けた男が、10万ドルの車(バス)に乗って帰った」という冗談があるが、それを思い出した。
П氏宅に到着するや否や、「ガンダムSEED」。
電波状態がよろしくないП氏宅では、この画像が限界だそうな。
声が聞こえ、色がわかるだけでもありがたいとせねば。
まあ、帰ったらDVD-RAMに録画したのを、最視聴ですわい。
「SEED」後は、早速PCを解体して、DVD-RWドライブをとりつける。
そして起動。
問題なし。
1枚だけ持参したDVD-Rに最高速度(2倍速)で試し焼きを。
倍速というのは、思いの外時間がかかる。
DVDが焼き上がるまでは、薄い本の束を読む。
彼の部屋を訪れたのはいつ以来か。
様子は変わっていると言えばかわっているし、変わっていないと言えば変わっていない。
クローズセッション完了。動作に問題なし。
それでは晩メシじゃ。
一応ドライブの対価として晩メシをおごって貰う取り決めだったので、外へ食いに出る。
お好み焼き、もんじゃ焼き、焼きそば、果てはクレープまで焼けるというメシ屋に。
席に案内されたはいいが、水のひとつも持ってこない。注文取りにも来ない。間違ったものが運ばれてくる。
まあこんなことでいちいちどうこう思ったりはしないが、サービスはよろしくない。
けれども、私とП氏が焼いた形の悪いお好み焼き*2とつまみは、わるい味ではなかった。
そして最期に、削り節を水で練って、飼料を作成。
いかなる調味料を加えようと、削り節でしかなかった。
そして店を出てから、もうちょっと飲むかという話になった。
だけれども、終電まであまり時間はなく、П氏宅で飲むと一瞬の滞在となる。
店に入るにも半端だ。
というわけで、ビールを1本ずつ買い込み、誰も来ないうらぶれた公園で一杯やることとした。
蚊には刺された。だが、こういうのも久々かもしれぬ。
そして約1時間後、私は駅へと向かい、無事終電に乗り込むことが出来た。
П氏とはしばしば顔を合わせるが、こうして飲むのはかなり久々だったかもしれぬ。