α氏・PGO氏最終号令
2003年11月22日(土)


 今日は、大学時代の所属部の後輩、α氏とPGO氏の最終号令である。土曜日は休み故、悠々と古巣の体育館を訪れることができた。さして熱心な稽古人でもなかった私が、今更稽古そのものについて論評などはできない。ただ行われた内容の列挙とちょっとした感想だけを述べたい


 まずは5限の時間に、α氏が型の数稽古を行った。
 準備稽古を終えてから6限開始寸前まで、休みなく型を右技左技あわせて200本ぶっ通しで行った。
 恐るべし。
 彼は事前に自主稽古で200本をこなして、時間をつかんでいたとのこと。やりおる。


 そして6限には、PGO氏もまた、素手技の型の数稽古を100本行った。PGO氏はしばしば休みを挟んで深呼吸させて、そして最後の10本の前には激を飛ばして一期一会の心構えで100本目を達成させた。素直に、うまいと思った。集中を切らせずに、一本一本を大切にさせる術を。
 それからPGO氏は突きの数稽古を行い、全参加者(同期もOBも含む)の突きに、腹を貸して稽古台にした。吹っ飛びつつ突きを受ける。私の同期には、「後輩の稽古台として腹を貸す」という前提の稽古で、突かれたくないから避け技だけでかわしたり、あまつさえ信頼関係の上に成り立つ約束稽古でカウンターを喰らわるなど論外なことをしでかしたものであった。それに対し、腹を貸す先輩は信頼されるのだ。しかしここまでの規模で突きを受けるとは、私の1つ下の後輩・トーマス氏の最終稽古以来の大快挙である。同期やOBの突きも受けるという意味ではそれ以上のダメージかも。
 そして突きを伸ばした上で、さらに一本だけ素手技の型を行い、すべての稽古を収斂させてみせた。やりおるわい。


 来週はさすがに大学まで来ることは不可能。残念である。


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