老頭児席の仲間が増える
2003年12月06日(土)


 今日は、大学時代の所属部の後期納会である。古巣に於ける年度はこの後期納会のよって分かたれる。今日の納会までの1年間が旧年度であり、納会以後のこれから1年間が新年度である。したがって、主将・副将・主務といった幹部の任期は後期納会から翌年の後期納会までであり、4年生は後期納会に於いて引退である。
 そして今日は、主活動である武道の稽古納めが行われ、しかる後に申請して借りた教室にて1年間の反省とこれからの方針を述べ、幹部交代を行う儀式としての納会が執り行われた。私はここには参加していない。私が参加したのは、打ち上げの飲み会からである。


 OB集合場所の駅改札口に行ってみたが、誰もいない。今日の参加が確実な同じOBにして先輩のツボシマ氏(仮名)の携帯に電話をかけてみたら、ツボシマ氏は駅近くの本屋にいるのでこれから改札前に来るとのこと。ツボシマ氏と合流してからしばらくして、集合時間近くになってもOBは、他には誰も来なかった。そうしているうちに、先遣隊として派遣された現役部員が我々を迎えに来てくれた。どうやら、OBは数多くきているが、彼らは稽古・納会から参加しているとのこと。





 そして先遣隊と共に、本隊を待っていたら・・・遠くから、手に手に得物を持った怪しげな集団が。
「今のうちに迫撃砲弾を叩き込みましょう」
「そうしたら、有明に来る人間が何人減るんでしょうかね」
とかアホなことを話していたが、一気に人通りの少ない通路を怪しげな集団が埋め尽くすのは、戦慄を覚える光景ではあった。


 さて、それから我々は打ち上げ会場の飲み屋に雪崩混み、他のOB連中や、新たにOBとなった現4年生、そして現役部員たちと共に飲んだのだが・・・。





 このような品が持ちこまれようとは。
 在学中にこれを後輩に貸していた某OBは、会社の寮(相部屋)にこれを持って帰らなければならないという。


 飲み屋に於いては、今日中に帰らなければならない他の(部も大学も卒業した)OBなどと話などした。
 そこで突然、「こんなときに仕事の話をして申し訳ないが」と同期のF氏(仮名)に話しかけられた。
 曰く、「有明初日へは、どこに何時に集まってから出発しようか」とのこと。
 冬へもやはり行かねばね。


 我が部は、すでに語学クラス*2以上もの人数になっている。80人はくだらない。OBを含めれば、今日集まったのは100人前後だろうか。これだけの人数で何かしようというのは大変なことである。店から出るのにも入るのにも時間がかかり、時間がかかっている間は空間を占拠することになる。いつトラブルになるかと、今年部に顔を出すたびに気が気ではないでいるものだ。
 そして今日も、飲み屋を出てから全員が外に出るまでの間、そして帰る者と二次会に参加する者に別れるまでの間、どこかの路上を占拠してトラブルになるのでは、と予想していた。口には出さないが。だが、現役部員たちは荷物を次々にな搬出し、そして漸次店を出る人々と荷物を集める場所まで用意していた。これは予想外であった。もはやmassとなり果てた人々をコントロールする術を、我が部の後輩達は学び、実践している。その手際には感心したものである。



 それからは、二次会のカラオケに参加した。もちろんこのカラオケは朝、始発が動くまで続く。夜が明けるまでカラオケというのは、集団での娯楽としての面白さもさることながら、保安上も優れた選択である。夜、終電がなくなるかどうかという時間にいきなり解散するのは、あまりよくない。特に100人にもなろうかという大集団で、女性も多く、酔ってよくわからなくなった人間も出現している状態では。
 100人もの大集団は、とにかく目立つ。トラブルのタネにもなりやすい。例えば道をふさいだとか、集団の中の誰かがナメた行動言動をとったとか、集団の誰かが道ばたのバラガキに肩を当てたとか、何らかのトラブルのタネがあっても、100人もの群衆に数人十数人程度で向かってくる異常者はそういない。何か問題があったときは当然の帰結とした、解散して少人数になったときが狙われる。特に女性や酔ってよくわからなくなった人といった、(戦闘力に於ける)弱者を。私はそれをもっとも恐れている。今までもトラブルがまったくなかったわけでもないし、多摩・八王子近辺の治安はここ数年で目に見えて悪化している。だから夜が明けるまで、フロアを借り切ってカラオケというのは安心できる方法だ。


 でもってカラオケだが。








 まあこんな感じでした。

 具体的には
・「太陽戦隊サンバルカン」を入れて「愛国戦隊大日本」を歌う者が出現すると、同じ部屋で合唱が沸き起こった。
・「鋼鉄ジーグ」で日本ブレイク工業の替え歌がはじまったが、知っている者が何人もいた。
・「農耕士コンバイン」を歌い忘れた。
・「宇宙猿人ゴリ」の(うぉー)をやるよう依頼された。
・「DANCE!おジャ魔女」を歌ったら、廊下の窓に他の部員が何人も集まって中を窺っていた。
・「はじめて・しましょ」を私が歌ったら引かれた。けど、「はふーん」とか合いの手は入った。
・シメは往年のように「タキシードミラージュ」の合唱で終わらせようとしたが、「勇者王誕生」でシメられた。

 いやまあね、何部屋も占拠している中の1部屋の様子に過ぎないのだがね。


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