非生産的な休日
2004年02月14日(土)
寝ている部屋にはビデオ代わりに使っているPC「Каеде」がある。このマシンにも一応LANケーブルを引いてあり、ネットにも接続できる。が、データのやりとりとアプリケーションのアップデート、フリーの動画コーデックのDLぐらいにしか使わない。しんし今日は、暖房をケチって布団の中から出ず、ずっとこのPCでネットをやっていたような。布団の中から、テレビを見上げて。甚だ目に悪し。
この「Каеде」は安く上げることをコンセプトとしており、動画マシンとしてあまり使わないマウス・キーボードは最安の類。もちろん光学マウスではない。我が家に唯一存在するボールマウスである。ツヴァイクの遺著「昨日の世界」を台に、「NOIR」のCDかDVDか何かの初回限定特典のマウスパッドを使う。罰当たりな。
1本1790円もの高値に逡巡しながらも、先日ロシア産ズブロッカを注文していた。
これも今日届いた。
つまり、今日はウォッカをやりながら寝ながらネットする日ということですな。
いやはや、堕落日である。
まあ大学を卒業して以来私は、1分1秒という時間が惜しくなってきている。遊ぶにせよ、学ぶにせよ、日常の諸作業にせよ、何か(自分にとって)生産的なことを常にし続けようとして生活を単純化し、人付き合いまである程度淘汰し(私が淘汰されたのかもしれんが)てきた。ただ同じサイトを何周も回ったり、酒飲んでろくに考えたり行動したりできなくなるというのは、一日のやることを為した後にすると決めている。がまあ、こういう日があってもいいか。
しかし一度堕落すると立て直すのが大変。無為に時間を過ごすというのは私にとって苦痛である。何かしなければならないという強迫観念に胃が締め上げられる思いだ。そういう意味では、何をするでもなくだらけるというのはそれほど楽なわけでもさしたる快楽でもない。が、何か能動的にし続けるというエネルギーは要らない。相対的に多少楽なわけだ。この状態に慣れて、一歩踏み出して行動を起こすのが鈍らぬようにせねばね。