13人の宴
2004年02月15日(日)




 大学時代の後輩MU氏(仮名)が、法科大学院に合格した。それを祝して、同じく後輩の黒天使氏(仮名)が祝賀会を催すこととなった。もはや大学時代の所属部とはさして関係のない、大多数の参加者がOB(大学ではなく部を卒業したという意味)の会合だ。大学時代によく言っていたような、泥臭い安居酒屋ではなく、ちょっと高級めいた雰囲気の店で行われた。特に高いわけではないが、バカ飲みできるほど安いわけでもない。我々も偉くなったものだ、と誰かが言っていた。


 この会合に集まったのは幹事も主賓も含めて、13人。我々にふさわしい人数だ。
 そして話された内容と言ったら、法科大学院の話や近況報告に留まらず、
・「コスプレ」という名称は排他性が強い。どういう婉曲表現にすれば、一般人を引き込むことができるか。
・霞ヶ関の某官庁の下に「馬車道」が出来た。
・某店が今度秋葉原にオープンするらしい。
・プルとプルツーとでは、どちらがいいか。
・「貴様はキラ萌えか!」「いいえ、僕はアスランですよ」
といった感じだったような・・・。




 そしてMU氏には合格を祝してプレゼントが。今まで部でプレゼントと言ったら、金ダライ、ファミリーベーシック、工事現場のコーン、農具の鍬、緩衝剤の空気入りビニールシート数メートル、鉄パイプ180cm、ヌンチャクとブルースリーの衣装、居合い刀、モーニングスター、グラディウス(ゲームではなくローマ時代の武器)、「魔人ハンターミツルギ」DVD-BOXなど、非実用的な品々がプレゼントされてきた。しかし今度は実用的なものを渡そうとのことで、時計がプレゼントされた。この地球儀みたいな透明なガラス玉はいったい?




 確かに角度によっては、時計に見える。時計とは実用品だが、見にくいこと極まりない。
 どちらにせよ、目覚まし時計ではないから、増えても役に立たないかもしれんが。




 そしてさらに別に角度からみたら・・・。プリキュア。
 本当はこの時計、世界地図がガラス玉に仕込まれていて、地球儀のように見える、という商品だった。しかしこのプリ前途を用意した人々は、この時計を買ってすぐに地図を抜き取り、店のカウンターでハサミを借りてコミックスのチラシを丸く切り取り、時計に仕込んだとのこと。いやはや、既製品ではなかったわけだね。




 そして飲み屋(必ずしも飲むための店ではなく、場所だけを借りることもできるのだが)だというのに、最後は抹茶。作動の心得がある黒天使氏らしい計らいである。いや、こういう席でこういう茶というのはなかなかないことであろうて。


 そして皆さん明日も早いために、遅くならないうちに帰途についた。
 さて、今月これから、どうやりくりして糊口を繋げようかな。


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