おでん店にて
2004年03月25日(木)


 それから三人で高幡不動まで出て、一杯やることに。二次会というやつで。
 しかし中大からもっとも近く高幡不動は、どこも満員。予約なしでは、3人と言えどもどこの飲み屋にも入られなかった。これは別の街まで電車で行くか。と思ったら、П氏が「こっちの方に確か店があったはず」ど山道を登り出す。原付で走り回っていたからこそ知っている店。駅から離れたその店は、確かに空いていた。しかし美津濃氏は、入り口の前で立ち止まった。私はなぜ立ち止まると思いつつ、引き戸を開けて大将に人数を告げた。
 なぜ美津濃氏が立ち止まったかというと、躊躇したからである。断っておくが西日本で生まれ、大阪人の血を引く彼は、見知らぬ人間と世間話するなど屁とも思わず、誰にでも道でも何でも聞き、大抵の人の目にも入らないようなくたびれた飲食店を探し出して入るのが趣味のような男。その彼が躊躇するというのは、よっぽどヤバいたたずまいの店だということである。まあ確かに、入り口には怪しげな鉢のような瓶のようなものが積み上げられ、廃物が転がっていた気もする。



 が、中はちゃんとしておでん屋のようであった。まあ、常連とおぼしき客がくだを巻き、(誰もいない)座敷のここそこに服やカバンが散らかっていたが。
 そして注文をしようとするが、ほとんどの食材は品切れ。つぶ貝でも頼もうとしたのだが。あるものが決まっているから、その中から頼めとのこと。上の写真は、美津濃氏がカウンター越しにあるものを聞きながら注文するの図である。




 おでんはそれなりにうまかった。




 そして冷酒など。私はビールだけで回っており、日本酒まで入れると川崎まで帰れなくなりそうなのでパス。


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