美津濃氏新居
2004年03月06日(土)
今日は大学時代の後輩・美津濃氏(仮名)の引っ越し日である。その手伝いと称して、新居の見物と引っ越しの邪魔をしに関東某地へと向かう。美津濃氏本人は旧居にて搬出作業を行っており、まずはП氏、紫エプロンの人(いずれも仮名)と私の三人で先に新居への乗り込んだ。鍵は預かってある。
1Kとしては広いキッチン。しかも新しい。
冷蔵庫を置く場所さえなく、流しとコンロ置き場しかない(つまり、まな板を使ったり、食器カゴを置くようなスペースがない)我がアパートとは、利便性の差は歴然。
洗面所・洗濯機置き場兼用なため、便所もまた広い。
便所として独立した部屋を持っていないことにデメリットはあろう。しかし、物品の普段使わない物品の置き場にもできる。
風呂はユニットバス。ユニットバスとは「独立した防水空間を持ち、大量生産ができる浴室設備」の意。便所と一体という意味ではない。そして美津濃氏宅の風呂はもちろん、便所との一体型ではない。旧居のガスが止まって風呂に入られない美津濃氏としては、すぐにここを使いたかったことだろうけれども、やがて荷物置き場に・・・。
そして肝心の部屋は広い。10帖近くあるのではなかろうか。
しかし6帖*3部屋あった旧居にあった物品が、いくら減らしたと言えどもここに入りきるかどうか・・・。
照明は天井ではなく壁についていた。斜め下に向けるとまぶしい。これは天井に向けて間接照明とするのだろうか?暗くならないとどういう状態が最適かはわからぬが。
これは大分遅くなってからの写真。
このライト、真下に向けると電柱の下みたいだ。真下には机もある。かつて電気代を惜しんだ赤貧の苦学生は、屋外にて、電柱の明かりを頼りに本を読んだという。それを彷彿させる。いや、こんなデラックスな家で大きな机に座って苦学生気分もなにもないが。
美津濃氏がやがて電車で到着し、そして引っ越し屋のトラックもやって来た。
美津濃氏宅新居の前の道路はとても狭いが交通量がある。だからトラックでここを塞がず、大通りにトラックを止めてそこから荷物を運び出すことに。小さな運送会社だが、なかなか心得ていらっしゃる。頭のわるい人々は、迷惑や不快感を与える行為を会社の看板かかげて行うことのデメリットを理解できない。だが、この運送会社は社員教育がしっかりしているのか、ドライバーと作業員がプロなのか。
ちなみにトラックから新居までのその距離、およそ40メートル。
大きなテレビも洗濯機も、2ドア冷凍冷蔵庫も、大量の本が入った段ボールも、手で、あるいは代車に乗せて新居まで運んだ。美津濃氏本人はセッティングと荷物整理のため部屋に残り、我々3人が搬入作業を行った。ドライバーと作業員の業者2人は、主にトラックから荷物を降ろし、我々がそれを運ぶ。
しかし!我々が必死に何十メートルもかけて荷物を運んでいると、近所の引っ越し人がトラックを止めやがる!
生活道路を塞いで!
業者ではなく引っ越し人の知人友人か親戚が、ただの無蓋トラックでもって引っ越し荷物を運んできただけのように見えた。素人めが。我々は「あの掃除機の色を見たか。どこのアバズレだ」「教養も知性もなさそうなツラしやがって」「あのトラックの野郎、文盲だろう」としきりに悪辣な言を並べたモノであった。
荷物はすべて搬入した。なんとか荷物が全て入っても、作業スペースすらなくなり、4人という人数が存在することさえできないのではないか・・・と危惧したが、思ったよりも空間はあった。ここの部屋は予想よりも広ぃ。そして美津濃氏が思いきってかなり荷物を減らしたことが功を奏した。
・・・PC-FX!大量の書籍類を処分し、身の回りのものをかなり減らしたのだが、このFXを持ってくるとは!
あと、PS2とドリームキャストも発見。さすがだ。
そして私はゴミ袋と飲み物を買い出しに。梱包を解くとゴミが出る。それに皆、荷物の搬入で汗をかいた。水が欲しいところだろう。そう思ってコップも用意した。
さて、一段落ついたところで、PCで「R.O.D」鑑賞。
睡眠不足な上にカゼ気味だった美津濃氏は一寝入りを。
その間も、PCはよからぬ映像を映しだした。
それから、晩の宴を。美津濃氏が本をたたき売ったカネでどれだけのことができるか試す、ということで家主が5〜6000円を出して、そのカネでメシと酒を買った。
酒が回ったところで、今度は「はぁはぁテレパス」。話の飛躍と登場人物の異常思考が見物という代物だが・・・いや、集団で公開プレイするのにはいいね。
そして各々が終電にて帰途に就いた。
いやはや、この部屋が今後とのような狂乱の場になるか。楽しみである。
いや、学部時代と違って、家主自身が相当忙しくはなるだろうけど。