П氏と。ゴーヤちゃんぷるー
2004年05月13日(木)


 GWには大学時代の後輩PGO氏・美津濃氏(いずれも仮名)とグラスを交える機会があった。が、同じく後輩のП氏(やはり仮名)は帰省していて再会することはできなかった。お互いそう遠くもない場所に住んでいるのだが、学部を卒業したП氏はさすがに忙しくなってきた。今年度に入ってからはまだ1度も会っていない。というわけで、久々にメシぐらい食おうと私から持ちかけて、今日新宿で会うこととした。
 混み合う東口交番前やアルタ前を避けて、銀行で待ち合わせる。まずは新宿書店などの然るべき店を回り、それからメシ屋へ。別になんの予約もしていないが、私が新宿でそれなりに気に入っているメシ屋は一軒しかない。そこは少し奥まったところにある沖縄料理店だ。




 まずはオリオンビールで乾杯。私は内地のビールよりもオリオンの方が好きだ。ロシアビールのバルチカ、イギリスのイェール・スピットファイア、イスラエルのマカビーに並んで、オリオンは私の好きなビールだ。沖縄を除いて、オリオンの生ビールを飲めるところなどはなかなかない。




 そしてメシはゴーヤ定食。ゴーヤちゃんぷるーに、何かを炊き込んだご飯。沖縄そば。そして風邪薬の匂いのする粘りけのあるお茶だ。定食のセットで出てきたお茶なのでなんという代物なのかはわからなかったが、沖縄通のП氏曰くウッチン茶というらしい。まあ健康によさそう。酒と合わせて飲むのもいいかも。沖縄そばには唐辛子クースを注ぐ。私は1日300円程度の食費で生存している人間だが、近所に沖縄料理店があると、もう少しエンゲル係数が上がるかも。




 デザートはもちろんブルーシール・アイス。紅いも味、さとうきび味などがあったが、敢えてゴーヤ味を注文。ゴーヤ的な生臭さはなく、どことなくメロンアイスを思わせる味であった。




 それにしても、携帯電話を時計代わりにしていたП氏。1000円の中共製時計を買ったら1週間でぶっ壊れたП氏。彼が自動巻10BARのまともな国産時計をしているとは、時代が変わったものだ。東京では腕時計と靴と車で人間を見られる。特別高価なものを使う必要はないが、そこそこよさそうなものを使うのが紳士のたしなみだ。




 アイスを食った後は、島らっきょうを。私はこのようなものを多分はじめて食べたが、じいさんが庭に植えていたあさづきを思わせる味であった。つまみにはいいかも。つくづく健康的なつまみだ。
 私は京都・奈良よりも南へ行ったことも西へ行ったこともない。だが、いつかは沖縄に行ってみたいものだ。沖縄好きのП氏曰く、1週間かそれ以上の長期滞在するのが吉とのこと。そうしなければ「あずまんが大王」がごときコースはたどれないらしい。必要ないのにJASカードで買い物をしまくったため、マイルは多少なりとも溜まっている。今年の夏か、あるいは無理矢理連休でも作って沖縄に行くかな。・・・多分1人になるだろうけど。連んで旅行するのは難しい。それが遠くになればなるほど、調整や意思決定が難しくなる。




 そして料理店を出た後は、ゲームセンター。「クイズマジックアカデミー」とかいう、人にカネを湯水のように注がせ、なかなか抜け出すキッカケをつかめない悪魔のごときゲームをやる。もちろん私はカードを持っていないので、プレイしたのはП氏だ。上級魔術師らしいが、ここまでくるのにどれだけの時間とカネを投資したのであろうか。それにしてもこのキャラクター・・・やはりП氏はП氏であった。安心した。
 かくして、ちょっとメシを食ってビールをひっかけ、ゲーセンに立ち寄るなどという、学部時代は毎日利用にやっていたことが1ヶ月にあるかないかという頻度となった。これからも、たんに・・・例えささやかであっても、こうした機会は持っていきたいものである。


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