Quixun GA580I
2004年05月26日(水)
私のメインマシン「Сакура 」は組み立て当初よりデュアルディスプレイで使っているが、それはデジタル化した資料を一方のディスプレイで見ながら、もう一方のディスプレイにて作業を行う為であった。使ってみると想像以上に便利で、もはやシングルディスプレイでパソコンを使うと不便で仕方がない。が、片一方のディスプレイが17インチのCRTであるために、デスクのスペースに余りはなかった。そのため、辞書か書籍といった紙媒体の資料を基に作業をするのには難がある。そのため、紙媒体の資料を使うときは、いちいち別の机でノートPCを使っていた。しかしそれではやはり不便である。
前々から考えていたことだが、今日ついに両方のディスプレイを液晶にしてしまった。Quixun
GA580Iなる聞いたこともないメーカーの中国製15インチ・ディスプレイだが、思ったよりはキレイに映る。隣のSHARP
LL-T15G3よりもよほど鮮やかだ。製品として完成させたのが中共だというだけであって、液晶パネルを作ったのは韓国か台湾かもしれないし、まあそんなにわるい品でもなさそうだ。
私は2年後にはロシアに渡ってしまう可能性が少なからずあるので、あまり耐久消費財というか、大きな物品を増やしたくない。向こうに持っていけるのはスーツケース1つだし、帰国してから使うにも電気製品は時代遅れになっていたり、実家への搬送、帰国後の新居への搬出でぶっ壊れてしまう蓋然性も低くはない。だからまあ、この2年間での作業効率を上げることだけを考えて購入した。つまり2年間だけ保てば文句はない。すぐにぶっ壊れたら泣くけれども。
それにしても、17インチCRTの何て大きなことか。液晶化すると随分とスペースに空きができる。あとはデスクの縁に噛ませるライトでも買えば、メインの机なしでも生活できそうだ。趣味に、学習に、ますますパソコンを活用していきたいものである。
そして余った17インチCRTは、なんと畳の上に置いて、予備機「Каеде-бис」に繋げてしまった。「Каеде-бис」は映像の録画と再生しか考えていないマシンなので、テレビ出力のみであった。寝る前にちょっと寝っ転がってネットすることもあったが、テレビを見上げるのは目が疲れる。そのためあまり長時間ネットに使うことはなかった。が、低い位置に優れたフラットCRTを置いてしまったものだから、これからは布団でネットという堕落生活に陥りそうだ。まあほどほどにせねば。
ちなみに布団を上げ下げするので埃でCRTがぶっ壊れそうだ。ブラウン管は流行らないといって、SONY
CPD-E200は大枚叩いて買った、当時の上物。ディスプレイはモノの寿命が長く、需要条件の変遷が緩慢な為、今でも大きいとう以外は十二分な性能を発揮する。悪条件に置くのはどうかという気はしないでもないが、前述の通り、ロシアに渡って帰ってきて、輸送を繰り返し、あるいは今より狭い部屋に住んだりする場合には、これはゴミになる。まあ今使い潰してもかまうまいて。