HP複合機来る
2004年11月22日(月)


 私が4年間使っていたプリンター・HP Deskjet815Cは、まだ使える。だが、インクが切れれば黒・カラー双方で8000円にもなる。それを考えれば、旧式のプリンターにインクを補給するよりも、9000円程度出して新しいプリンターの廉価機を買った方がいいのではないか。年賀状シーズンを迎えるに当たり、そう思うようになってきた。なにしろ私が印刷するのは文章か表であって、解像度は必要ないのだ。もっと高性能なプリンターが欲しいと思うのは年賀状シーズン以外にはありえない。


 この815Cは引っ越しのどさくさで、インクを装着したまま-20℃を下回る実家の物置に放置されていた。だがしかしそれでも使えるのだから大したものだ。だがしかし、どうもインク漏れなのか上がった原稿が汚れる傾向が出てきた。それが酷寒のせいかどうかはわからないが、もうそろそろ買い換え時期だったことは確かだろう。


 そう思ってプリンターを物色していると、いつの間にか欲が出てきて、結局複合機のPSC2355を注文した。衝動買いではない。数週間に渡って考え続けた結論だ。スペースやコンセントの数が限られていることを鑑みれば、スキャナとプリンターは一体である方が有利だ。複合機はそれぞれ印刷もスキャンも専用機には適わないと聞くが、現行機はすべて815Cよりも高品位な印刷が出来る。スキャニングもGT5000WINSで何一つ不自由していなかったことを考えれば、十二分だ。スペックが大きくなればそれでいいわけではない。
 そしてなによりも、いい年して勉強する時間が長い私にとっては、自宅でコピーを取れることは大きい。もちろんスキャナーとプリンターがあればコピーらしきことはできるが、PCの電源を切っていてもプリンタが独立してコピーを取れるのは便利極まりない。




 そして到着した。アマゾンによる購入である。還元でまた少し本が買えそうだ。




 置き場所や荷重も考えて選んだのだが、やはり載せる場所はここしかない。本当はキーボードより少し低いあたりにあったら便利なのだろうけど、それは今後新しい置き場所を購入したときの話だ。多分買わないけど。




 この高さに置くと不便かと思ったけれども、さすがは世界のHP。液晶画面からキー類、そしてスキャナー部のガラスまで、少し手前に傾いている。これは助かる。実際問題、ボールや空き缶のような転がるものをスキャンすることは稀なので、紙を扱う分にはこの程度の傾斜大した問題ではない。




 このPSC2355は黒のインクとフォトインクとやらを交換できる。文字を出力するときは黒インクで、写真を印刷するときはフォトインクに換装して印刷するように出来ているらしい。取り外したインクは乾燥して詰まらないように、乾燥防止用の器具が用意されていた。いちいち換装するのは不便だが、なかなかよく考えられている。
 もっとも、もう絵を描く友人は減ったし、写真はほとんどデジカメで撮るようになった上、フィルムスキャナーもある。実際問題として、プリンタの美しさもスキャナの精密さもあまり必要ではない。だがプリンタ・スキャナはないと困るし、性能は多少いい方がよいに決まっている。ま、まだ実力のほどは見ていないが、楽しみですよ。


 ちなみに、USB2.0ポートが足りないので、カードリーダーを外してしまった。USB1.1ハブでは速度がどうしても低下する。まあ混在対応の2.0ハブを購入すればそれで済むのだが。xDピクチャーカードからCFまで、すべてのメディアをこのPSC2355も読みとってくれる。だが、本体はUSB2.0接続なのに、なぜに転送は1.1並に遅いのか。まあいずれハブも買い換えろということであろう。まあただ転送する分には時間が掛かるだけで困りはしない。


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