清酒「朝霧の巫女」
2004年12月21日(火)
本日は、DVDビデオに引き続き、清酒「朝霧の巫女」も届いた。これは言うまでもなく、漫画「朝霧の巫女」の作者・宇河弘樹氏が協力し、舞台となった三次市の町おこしとして作られた商品である。酒の中身は、三次の地酒をブレンドしたもの。ちなみに先着150名のポストカードは入っていなかった。往復30分かけてFAXのあるコンビニまで行って注文したわけだが、ちと遅かったらしい。
漫画的な萌え絵でもそれはそれで嬉しいが、こうした地味なデザインの方が汎用性が高いかもしれない。4本も頼んだのは、人と飲むことをも前提としているので。
今月18日発売のこの商品。
当然のことながら今月の生産だ。
でもって、早速一杯やってみた。
言うまでもなく、私は広島の三次に行ったこともなければそこの酒を飲んだこともない。そもそも私はウォッカとブランデー、あとはビールしか飲まない。日本酒は安価で大量に供給されたので、大学時代は伊達でコップ酒をやっていたが、実はあまり好きではない。この「朝霧の巫女」も名前とラベルに惹かれただけのこと。
しかし、これはなかなかうまい。一口含んだときは、大して辛口でもなく、ウォッカのようなほのかな甘味もなく、半端な味だなと思っていたが、飲み込んだ後味がじつにすっきりしている。「吸血姫美夕」で「日本酒はべたべたして嫌だ」というセリフがあったが、この「朝霧の巫女」に関してはそういった後味はない。普段蒸留酒ばかりで醸造酒を(ビール以外)飲まない私としても、ウィスキーよりもよほどすっきりしているように感じられる。ちなみに私は、鼻から抜ける匂いが好きになれなくてウィスキーは飲まない。一方でブランデーの匂いは好きだ。結構好みが激しい。
なにはともあれこの「朝霧の巫女」は、私の日本酒への興味を喚起するかもしれないね。漫画家と手を組んだ酒造の戦略は、ただ一過性の売り上げだけでなくて、日本酒愛好者の新規開拓にも役立つかもしれない。まあ、私はウォッカを飲むので日本酒派にはならないとは思うけど。
結局、2時間弱で半分ちょっと飲んでしまった。
酒に弱い私としては、けっこうな量である。
やっぱり旨かったというわけです。