アイリッシュバーにて
2005年01月16日(日)


 先日携帯電話を買い換えたことに伴い、電話番号・メールアドレスが変わった。それまで使っていた携帯電話を壊してしまい、外部メモリーへのバックアップも新携帯との互換性に乏しく、何人かの連絡先を失ってしまった。もはや別々の生活をしている人々とは、私から連絡をとればまた何かできたかもしれないが、連絡方法を失ってしまった今、永久に接触しないことになるかもしれない。向こうから私に電話をかけたとしても、私の新番号を知らなければそれもできない。だがその一方で、連絡先を控えていた人々には新番号・新アドレスの連絡を行い、この連絡をきっかけに大学時代の後輩・黒天使氏(仮名)と久々に会って飲むこととなった。


 黒天使氏とは新宿で待ち合わせて、彼の案内でアイリッシュバーへと足を運んだ。ここは店にはいると誰の出迎えも受けず、客は勝手に空いている席に座ってよい店だ。1人で来たら戸惑って、そのまま帰ったかもしれない。さらには、直接カウンターまで行って注文し、注文のたびにカネを払うシステムだ。食い逃げの心配もない。日本人にはなじみがないが、欧米ではこうしたスタイルも珍しくないのだろう。実際問題として、外国人のたまり場になっている感じの店だった。


 大きなジャガイモの入ったシチューを食べ、黒ビールを飲みつつ、大学時代の人々の四方山話や仕事の話などをしたのであった。


*この日については、かなり長い記述をしたのだが、私のミスが重なってサーバー上でもPCのHD上でも、完全に別のファイルによって上書きしてしまった。ここの日記で本来何を書いたのかはよく覚えていないので、再現は不可能である。カネを払えば手に入るものならばまだしも、個人的な文章や写真といった、何をしようと二度と手に入らないものを失うのは残念だ。自分にとってしか価値のないものであっても。バックアップはこまめにしたいものである。


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