関東の積雪
2005年02月25日(金)




 朝起きて、しばらく腹筋など朝食前のセットをこなし、それから冷凍うどんを茹でて食い、昨夜の「舞-HiME」なんぞを観ながら食後のコーヒーを一杯。私がカーテンを開けるのはそれからだ。冬場はカーテン1枚で随分と保温効果が違うので、カーテンは出掛ける少し前になってようやく開ける。
 カーテンを開けたら、どうも窓が白い。




 開けてみたら、中庭に雪が積もっていた。
 猫の足跡とおぼしき小さな点が2〜3本ついている。
 ここは住宅地なので、結構猫が闊歩している。
 姿を見ることは稀だが、やはりここの中庭は猫の通路になっているようだ。




 外に出てみると、もうすでに車道も歩道も雪は消え去っていた。
 さすがは関東。踏まれるとすぐに溶ける程度の雪だ。




 だけれどもガキ連中は道ばたの雪を握っては投げ、さらにはまだ雪が溶けていない空き地では大勢が雪を投げ合っていた。懐かしい光景だ。もっとも私の郷里釧路は、北海道では例外的に積雪が少ない地域ではあるが、冬場はもっと積もっていたし寒さもこんなものではなかったが。




 そしてここそこのフェンスや看板にランドセルや傘が引っかけられ、あるいは道ばたに置かれていた。中には引っかけていたフェンスから落ちて、泥水の中に浸かっているカバンもあった。いやはや。もっとも、ヘタにガキの持ち物に近づくと変態蒐集家と間違われて捕まりそうなので、「あれまあ」と横目で見るだけに留めたが。


 雪ねえ。雪が降っても、私にとってはいいことは特にはない。列車のダイヤが乱れ、車のちょっとした事故が増え、靴が汚れるだけである。私は損保屋でも自動車板金工でもスキー場でもないので、雪に対してはこの程度の認識しか持っていない。だけれども、ガキが雪で遊んでいるのを見ると少し懐かしくはなった。
 もう20年も前の自分の小学時代が懐かしいのではなくて、1998年1月15日に於ける、東京地方の大雪が思い出された。交通機関が完全にマヒした中徒歩で中大多摩キャンパスに至り、同じような面々と一緒に巨大な雪玉をぶつけ合い、あまつさえ道着と下駄で雪と戯れるアホまで現れて凍傷になりかけるなど、アホの時間を過ごしたものであった。現在はそうした蛮行どころか、私的な会合をする機会そのものが乏しいので、過去の集団蛮行がちょっと懐かしくはなりますな。
 もっとも、今1年次から学部に入り直したところで、同じような大学生活は決して送らないとは思うけれども。遊ぶべき年代に十分遊んだので、これからは生涯、学習である。


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