3.日本橋
2005年03月06日(日)


 さて、大阪に於ける用事は済んでしまった。あとは大阪観光である。大阪で行くとなれば、日本橋以外にはありえない。ちなみに大学時代の先輩Г氏(仮名)には、「大阪に行くなら是非とも西の秋葉原『日本橋(nipponbashiと発音して下さい)』」に寄ってほしいところ。結構粋なお店が集まっていて楽しい」なるメールを頂いた。関西人の血を引くГ氏は、これまでも私が「にほんばし」と発音する度に「にっぽんばし」と訂正したものであった。今回もそれを告げるためのメールであろう。気を付けねば。




 日本橋と言ったところで、どこからどこまでが日本橋なのかはよくわからない。
 とりあえず恵美須町駅で降りて辺りをうろついた。








 早くもメロンブックスやソフマップを発見。
 だが、足りぬ。
 噂に聞く「オタロード」とは、こんなものではないはずだ。




 とりあえず、通天閣が近いらしいのでそちらへと行ってみる。




 これが噂に聞く通天閣か。思ったよりも大きくない、とか口にしたら現地の人に殴られそうなのでやめておこう。この通天閣を見上げると、森井夏穂の「通天閣スペシャルや!」なるセリフが聞こえてくるとは、案外「センチメンタル・ジャーニー」の影響を受けているのかもしれない。大阪に対する私の知識の貧しさの現れとも言うが。




 通天閣へ登ってみようとも思ったが、帰りの飛行機までの時間は限られている。
 「オタロード」探索をするために引き返すことに。




 電気街を闊歩することしばらく。ふと脇道に目をやると、いかにもなものが見えてきた。Faithと言ったら秋葉原でもおなじみのPCパーツの店だが、そんなことよりもそのFaithの看板よりも上に何やら見える。




 ・・・これは間違いない。
 こっちに来いという天の啓示か。










 なるほど。ここがオタロードか。片っ端から店に入っては何も買わずに出てきたが、秋葉原でも私はたいして何も買わずに二次元店を冷やかす習慣がある。少し街を歩いただけでも、大阪は私にはなじまないような気がしてならないが、だけれどもこのオタロードがある限り、何かの間違いで大阪に引っ越すことになっても、それなりの暮らしは享受できそうである。




 オタロードを離れて、さらにテキトーに闊歩していると、また何かが見えた。




 これもまた、私に近づけということか。




 ここが大阪のアニメイトか。メロンブックスやアニメイトが分散しているとは聞いたが、ちょっと遠いかもしれないね。


 ちなみに、ここの辺りで私は突然「Я」「назван」「пошли」など、ロシア語の単語を聞いた。私のヒアリング能力では断片しか聞こえないがロシア語だ。振り返ると、ロシア人らしき男が3人ほど立って話していた。反射的に「По-русски!?」と叫びそうになったが、ロシア語が多少なりともわかると気づかれたら、面倒なことになりそうなので黙っていたが。道や電車の乗り方を聞かれたら日本語でもわからないし。
 何にせよ、秋葉原でもしばしばロシア語は耳にするが、ロシア人は電気街に出没するようだ。ま、ロシア人ならずとも外国人が日本に来て見物や買い物をすると言ったら、電気街は外せないからね。ロシア人が電気街にいるというよりも、日本に来るロシア人が増えたということか。


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