6.美津濃氏宅
2005年03月06日(日)



 夜明け前に自宅で米を食い、朝新大阪でうどんを食い、夕方伊丹でサンドウィッチをつまんだだけでは腹が経る。同人誌で重い荷物を抱えて大阪の街を闊歩した疲れと、1日で2回飛行機に乗った疲れは否定できず、途中の駅でカロリーメイトを注入することに。美津濃氏はメシを用意してくれているらしいので、腹を膨れさせず、効率よくエネルギーを補給するにはこれが一番よい。




 そして美津濃氏宅。ビール(第三のビールではなく)に揚げ物、刺身に海苔巻き。私の普段の自炊何食分かに匹敵する食事を彼は用意してくれていた。ありがたく頂くことに。腹も減っていた。




 彼に部屋に乗りこんだのは今年初。去年はガス会社のカレンダーが吊してあったが、今年は「SEED-D」ですか。しかもルナマリアとは。




 これは彼がエントリーシートでの間違いを恐れて購入した、米国製の「書いてすぐなら消えるが、1日経つと消えなくなるペン」。確かに消えなくなるのならば、書類に使っても問題は無かろう。ただし、その効能の程は彼のサイトを参照のこと。このペンは進呈されたので、後で私も試してみよう。




 あさりよしとおマニアを自認する美津濃氏宅には、もちろん「あさり道」の新刊が。




 さらには友人から進呈されたという中国語版の「一騎当千」が。「中国語」という表現はあまれ使いたくなかったのだが、特定できなかったのでやむを得まい。多分北京語だろうけど。「三国志」をモチーフにしたこのマンガ、中華の方々にはどう受け止められているのやら。




 ちなみに18禁である。この程度のマンガで18禁になるとは、エロマンガ狩りが吹き荒れた私の中学時代を彷彿させる。これが売られているのが香港か台湾かは知らないが、それでも出版できただけ凄いことと思うべきか。




 これも現地土産のエロゲー。日本で発売されたゲームの翻訳版と思われる。




 ただしソフトはCD-R。パッケージは薄っぺらいカラーコピーであった。もしかすると、正規に流通したものではないのか?




 さらには就職活動中の美津濃氏が一冊の本を差し出してきた。
 上の写真では左側だ。
 就職活動を指南するマニュアル本なのだが、これはひどい。ちょっと就職活動して少し働いた程度の私でさえおかしいとわかる点を、ほぼすべてのページで見出せる。実務経験は長いかも知れないが、人事畑で長年やってきたわけでも雇用問題の専門家でもないオッサンが、ただ若造相手に人生語って悦に入っているだけの本だ。想像や妄想を断定形で記し、簡単なイメージや自分の狭い経験で物事を決めつけているだけの、よく言ってエッセイにすぎない。その自分の主張の内容でさえ一貫性がなかった。そもそも、抽象論と特異すぎる事例と自著の賛美ばかりを書き連ねている段階で、これはマニュアル本ではないのだが。
 もちろん美津濃氏もネタとして買っただけである。堅実な方法論や当然知っておくべき常識についてはほとんどまったく触れられておらず、何の参考にもならないとのこと。マニュアル本としては地味な体裁をとる右の方の方が、よほど役に立ったそうな。


 などとやっているうちに夜は更け、私はさすがに疲労のため起きていられなくなった。
 私は美津濃氏のベッドを占拠し、彼は床に予備の布団を敷いて寝たのだが、眠いはずなのに電気を消してから相当な時間アホなことを話していたような気がする。昔は美津濃氏宅に泊まったときは、なぜか寝る前には「カレイドスター」のネタを話し合っていたような気がするが、それについては今回忘れていた。




 美津濃氏宅にはCATVが入る。
 昼起きて、ちょっとテレビをつけただけで二次元番組が流れていた。




 別のアニメ専門チャンネルに変えてみると、自然科学について子供に紹介する類の番組が。




 美津濃氏は、やおら一冊の薄い本を取り出す。
 ぬう、この番組を題材にした本まで所持しているとはさすがである。




 遅く起きて、昼メシを美津濃氏と一緒に食うこととなった。
 ついでに靴箱で「れ二」を取るのは私の習慣である。


 このままメシ屋を出て帰路につくつもりだったが、気が付いたらまたもや美津濃氏宅にて「Fate」などいじり、吉野家で晩メシを食ってから帰ることとなってしまった。
 日帰り旅行のつもりが、随分と長いこと家を空けてしまった。だが、こうした何をするでもなくアホなことをしていられる時間は、学部を出てからはとても少なくなっている。2月は誰とも会わずにいたので、この3月にはこれぐらいのイベントがあってもよかろうて。 


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